旧車ショップ「ゴブリン」の女店主レナさんをヒロインとしたバイク漫画『ジャジャ』(Jyajya)はご存じですよね!そのサブキャラのお医者様のイトーさんの青春記がスピンオフされているのですよ。
イトーさんの青春時代は1960年代から70年代。日本の古き良き時期のバイク乗り事情がすっかりバッチリわかっちゃう貴重なお話がいっぱいなんです。
イトーさんの青春時代は1960年代から70年代。日本の古き良き時期のバイク乗り事情がすっかりバッチリわかっちゃう貴重なお話がいっぱいなんです。
たまには人生の先輩の話を聞こう
本来『ジャジャ』はヒロインのレナさんと、レナさんの店の二階に下宿している恋人未満居候以上の青年ミヤギ君(カワサキラブ)を中心とした物語ですが、本作はスピンオフで、イトーさんの若かりし頃の話を聞く、というテイになっています。
イトーさんは夫婦ともに旧車を愛するバイク乗り。職業はお医者様で、実はお父様もとても偉い医者であったことらしいです。また、奥様はなんとバイク屋さんのお嬢さんで、ツーリング仲間として恋仲になったんだそうです。
ちなみに当時はバイク乗りはみんなカミナリ族と呼ばれていたんですってね。またツーリングのことは今でも遠乗りと言ったりしますけど、当時は遠乗と書いて「えんじょう」と読むのが普通だったんですって。
レナさんとミヤギ君、イトーさんの青春時代の恋話などを「甘酸っぱいというより、もはや酸っぱい」と冷やかしたりしますが、それでもイトーさんが紐解く日本のオートバイ乗りの黎明期秘話にけっこう食いつきます。いつもの『ジャジャ』同様にかなりマニアックな話が続くんですが、いつもと違ってイタ車をはじめとした旧車を巡る話というより、戦後の復興期の日本の東京や九州の生き生きとした描写で、なんだか自分のおじいちゃんの話を聞いているような気がしてほのぼのしてくるんですよ。
「ミニじゃじゃ」は上下巻で電子書籍としても買えますよ
ぜひお手にとってお読みください!
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