オーク、フェアリー、エルフなど異人種と人間が混在する、ファンタジー世界を舞台としたバディムービー。ウィル・スミス x ジョエル・エドガートン主演のNetflixオリジナル作品。 『スーサード・スクワッド』のデヴィッド・エアー監督のメガホンを取ったことでも話題。
今年最後の映画評!
年間100本の映画を観る筆者ができるだけマイルドに作品批評w

まさに現代版ロード・オブ・ザ・リング?
ロスアンゼルスを舞台に、オーク、エルフ、人間が”魔法の杖”を巡る激烈な争奪戦。

魔法の杖ワンドと、それを使いこなすことができる”適格者”=ブライトを巡って異人種たちが血で血を洗う抗争を繰り広げる、ダークファンタジースリラー。
さまざまな異人種と人間が共存する世界を舞台としつつ、現代のLAの、ひどく治安が悪そうな市街で働く警官を主人公にしているところが新しい。

「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズではおなじみの、耳が尖って比較的長髪が多いエルフや、イカつくて醜悪な容姿の鬼系キャラのオークも登場するが、服装や生活の様相は全て現代の米国のそれだ。エルフは金持ちで傲慢、オークはゴロツキや不良少年ばかりだし、どうもゲイが多いというレッテルを貼られていたりと・・・ファンタジー物語の典型的な描き方になっている。

主人公のウォード(ウィル・スミス)は勤務中にオークに散弾銃に撃たれて瀕死の重傷を負う。ウォードの相棒ジャコビー(ジョエル・エドガートン)が犯人を追うが、逃げられてしまう。相棒もオークであったことから、犯人をわざと逃したのではないか、という疑念が警察中に広がるのだ。その後復帰したウォードもジャコビーを信じることができず、2人の間は険悪なムードのまま。

そんなとき、彼らは夜の巡回中に謎の少女と出会い、魔法の杖(ワンド)の存在を知る。異種族間の不信を乗り越え事件の解明に向かうウォードたちに、正体不明の敵が迫る・・・・。

一流俳優と巨額の制作費(9000万ドル)をかけた大作

上述の通り、本作は監督・主演俳優ともに一流どころを起用した、オンライン動画サービスでの配信専用映画としては破格の作品だと言える。

上映時間も117分と、大作のそれだ。

内容はどうかというと、僕的には70点。ファンタジーの設定を現代LAにおき、主人公を警官にしたところは新しいし、人間と(大抵の場合は悪役としてしか描かれない)オークのバディムービーというのも悪くない。

アクションもキレキレだし、とにかく全体的にダークでハードなトーンで進むも、相変わらずのウィル・スミスの真剣なのに若干コミカルな演技の冴えと、エドガートン演じる相棒ジャコビーの、なんとなく天然で抜けた感じのオーク(顔は怖いのにw)のキョドった感じが、いい感じで観ている者を重い気分にさせない。

まあ正直、ファンタジーの異世界がいきなり始まるのを素直に受け止められるかどうかで、物語に入り込めるかどうかが決まる、ちょっと人を選ぶ作品ではあると思うが、それでもこの作品見たさにNetflixにとりあえず加入しようとする人は多いだろうし、十分その役目を果たせる作品だ。

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