みなさん、ハロウィーンの季節ですね。日本が導入した西洋のお祭り?のなかでは、イマイチどう楽しめばいいのか分かり辛いイベントですよね(苦笑)。とりあえずどんちゃん騒ぎしておけ、みたいな? そういうノリ、嫌いではないです!?

まずはハロウィーンのおさらいから

そもそもハロウィーンは、古代ケルト人のお祭りです・・・。ハロウィーンについては、私が過去にすごく良い記事(自画自賛)を書いているので、うんちくを仕込みたい方はぜひご覧ください!

日本人的にはハロウィーンというと、アメリカのお祭りという印象が強いですね。アメリカが建国された18世紀当時は、アメリカにいる白人はアイルランド系が多かったです。いわゆるマクドナルドとかマッケンジーとかマクギネスとかマクウィリアムスとかマッケーシーとか、「マク」がつく系の苗字の人たちはアイルランドルーツの場合が多いです(マクなんとか以外もケネディとかニールとか、アイルランド系の苗字はいろいろありますけどね)。

そんなアイルランド系移民の影響で、アメリカでもハロウィーンは普及したのでしょう。でもアメリカの白人・・・といってもいろいろいて、アイルランド系以外にもイタリア系とか、北欧系とか、ドイツ系とか・・・いろんな白人が欧州全土から入植していたのが初期のアメリカでした。ドイツ系とかは実は現在もアメリカの白人の内でかなりの割合を占めています。だから第二次対戦前は、結構ナチスシンパの白人もいたりしたんですよね・・・。

なおアメリカの白人で一番エスタブリッシュメントなのはWASP(ホワイト・アングロ・サクソン・プロテスタント)なので、出世などしたいためにルーツは違えどWASP風の名前をつけるWASP以外の白人はめちゃめちゃたくさんいました・・・そして今もその伝統は続いております。

まぁ、そんな背景もあってガチでハロウィーンを祝わないカトリックとかのキリスト教徒もアメリカにはいますが、日本人がクリスマスなどの西洋のお祭りをフツーに楽しんでいるのと同じように、ケルト文化の風習であるハロウィーンはアメリカのお祭りとして定着して久しいです。世界平和を願う私?としては、こういう異文化を楽しむノリは超好ましいなと思います。

ハロウィーンと言ったらカボチャ(ジャックオランタン)・・・カボチャと言ったらオレンジ色・・・ということで私が欲しいオレンジ色のバイクBest3 !?

・・・とかなり強引ですけど(苦笑)、物欲のハロウィーン? ということで、私宮﨑が個人的に欲しいオレンジ色のモーターサイクルを3台選んでみました。いずれも「オレンジ色のニクい奴」by 夕刊フジ・・・です?

第3位:KTM 250/300 EXC TPI

画像: こちらは250ccのほうです・・・まぁ、300ccと見た目に大きな違いはないですけどね。なお日本での価格は未定です。 www.ktm.com

こちらは250ccのほうです・・・まぁ、300ccと見た目に大きな違いはないですけどね。なお日本での価格は未定です。

www.ktm.com

ダートバイクの名門、KTMの2018年2ストロークエンデューロモデルはインジェクション化されたことで大いに話題を集めています。車名のTPIはトランスファー・ポート・インジェクションの略で、KTMのTPIは左右の掃気ポートにそれぞれインジェクターを備えています。

潤滑もこの手のモデルの定番である混合ガスではなく、分離給油になっているのが燃料・オイル管理的にも楽で嬉しいですね。この路線を推し進めて、日本の公道用モデルの排気ガス規制をクリアするデュアルパーパス車を作ってくれたら・・・2ストロークファンは感涙モノでしょうね。

なおKTMというと、すっかりオレンジがコーポレートカラーとして定着して久しいですが、90年代半ばまでは白ベースのカラーリングが主でした。オレンジをメインで使うようになるのは1996年ころからですが、もうオレンジのKTMになってから20年以上経ったのか・・・と光陰矢の如しを実感しています。

第2位:ラベルダV6

画像: クランクシャフト縦置きのV6エンジンを搭載するラベルダV6。スイングアームのデザインが独特です! www.returnofthecaferacers.com

クランクシャフト縦置きのV6エンジンを搭載するラベルダV6。スイングアームのデザインが独特です!

www.returnofthecaferacers.com

1970年代、オレンジをコーポレートカラーに使ったイタリアンメーカーがラベルダです。この1977年に発表されたV6は耐久選手権用に特別に作られたマシンで、設計者は鬼才ジュリオ・アルフレッリでした。エンジンはマッシモ・ラベルダがデザインした水冷90度V型6気筒DOHC4バルブで、最高出力は140馬力。最高速は285km/hをマークしました。

このマシンの唯一の戦歴は1978年のボルドール24時間(ポール・リカール)で、8時間後にトランスミッションのトラブルでリタイアに終わりました。1979年に耐久レースのルールが変更(気筒数制限)されたためにV6計画はそれ以上発展することなく放棄されることになってしまいましたが、このマシンは耐久レース界のレジェンドとして、今でもファンの語り草になっています・・・。

欲しいオレンジ色のバイク・・・ということでこのV6をあげましたが、まぁ「じゃあ売るよ」と言われても手元不如意な私では宝くじに当たらない限り買えませんけどね(涙)。

第1位:ハーレーダビッドソンMX-250

画像: こちらは1978年の改良型MX-250です。マーティ・トライプスとレックス・スタテンがワークス車に乗りましたが、ハーレーダビッドソンのモトクロス計画は1979年に終わることになりました。 www.pinterest.jp

こちらは1978年の改良型MX-250です。マーティ・トライプスとレックス・スタテンがワークス車に乗りましたが、ハーレーダビッドソンのモトクロス計画は1979年に終わることになりました。

www.pinterest.jp

オレンジといったら、やっぱりハーレーは欠かせません。でも、フツーのハーレーを選ばないところが、私の私たるゆえん・・・です? 1970年代からアメリカではスタジアムを舞台とした「スーパークロス」が大ブームとなり、日欧のメーカーはセールスプロモーション戦略も兼ねてスーパークロスで勝てるマシン作りに励みました。

当時アメリカ唯一のメジャーメーカーだったハーレーダビッドソンも、スーパークロスをはじめとする北米のモトクロス人気に目をつけ、な・・・なんと2ストローク単気筒250ccのモトクロスモデルを製造販売したのです! ・・・といっても、2ストロークエンジン開発の主体は当時世界ロードレースGPでも活躍していたハーレーダビッドソン傘下のアエルマッキでしたけどね。

日本製モトクロッサーを十分に研究調査して作ったMX-250ですが、残念ながらそのポテンシャルは範とした日本勢には劣るものでした。1974年のオマハ・ナショナル250クラスのデビューから始まったハーレーダビッドソンのモトクロス計画ですが、個人的に欲しいのは1975年に限られたハーレーディーラーから$1375で販売された初期型MX-250ですね。

画像: カリフォルニアのチャンピオン製フレーム、カヤバ製のリアフォークサスペンション、エアハート製ディスクとH&H製キャリパーのリアブレーキなど、初期型のMX-250はスペシャル感満載のマシンでした。 www.msolisvintagemotorcycle.com

カリフォルニアのチャンピオン製フレーム、カヤバ製のリアフォークサスペンション、エアハート製ディスクとH&H製キャリパーのリアブレーキなど、初期型のMX-250はスペシャル感満載のマシンでした。

www.msolisvintagemotorcycle.com

ホントはレギュレーションで100台製造販売しないといけないのですが、そこはお目こぼし? ということで65〜89台くらい・・・ともかく100台作られなかったマシンなので、初期型MX-250はコレクターズアイテムになっています。

ちなみに日本では、好事家が輸入した後期型MX-250を3台見たことがありますが、その3台のオーナーはいずれも私の友人&知り合いでした。類友・・・類は友を呼ぶってやつですね(苦笑)。ところで類友って、ちょっと前に流行った? 「ズッ友」に語呂が似てません? こういうくだらないネタ記事に懲りず、みなさんもロレンス編集部と「ズッ友」でいてくださいね(笑)。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.