1966年から85年までのノンターボ3リッターF1マシンが参加!
『マスターズ・ヒストリック・フォーミュラ1』は、2013年以降は唯一のヒストリックなF1マシンによるシリーズ戦をして行われているイベントです。参加できるのは1966年から85年までのノンターボ3リッターF1マシンで、4つのクラスに分類されています。
ユニークなのはその4つのクラスのネーミングです。'72年までのモデルは、“ジャッキー・スチュワート・クラス”。'72年以降のノン・グラウンドエフェクトF1は“エマーソン・フィッティパルディ・クラス”。'72年以降のグラウンドエフェクト・マシンを対象とした“パドリック・ヘッド・クラス”。そして'72年以降のフラットボトム・マシンの“ニキ・ラウダ・クラス”・・・と、往年のF1界の"レジェンド"たちの名が冠されているのです。
"ガチ"でスピードを競う・・・それが魅力です
『マスターズ・ヒストリック・フォーミュラ1』は各戦平均28台のエントリーがありますが、その最大の魅力は「真剣勝負」にあります。ヒストリックイベントに多い「パレード」形式ではなく、往年の栄光のF1マシンが全力でレースを繰り広げるのです!
参加するドライバーは皆、国際C級ライセンスを保持。アマチュアながら様々なカテゴリーでキャリアを積んできた腕利き揃っております。そして、それらドライバーをサポートするチームやメカニックにもF1経験者が多く、パドックの雰囲気はまんま「黄金期のF1」というカンジです。
現在『マスターズ・ヒストリック・フォーミュラ1』は、スパ・フランコルシャン、モンツァ、シルバーストーンなど、F1の舞台としても知られるGPコースを舞台とした全8戦のヨーロッパ・ラウンドと、カナダGP、アメリカGP、メキシコGPのサポートレースを含めた全6戦の北米ラウンドと、2つのシリーズで開催されております。そしてこの度、新たにエキシビション戦として、RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2017がその舞台に選ばれたわけです。
RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2017では、F1マシン13台によるデモンストレーションが行われる予定になっています。特別にクラス分けは行わず、11月18日(土)はスペシャルステージ方式で1台ずつのタイムアタック走行を実施予定。そして19日(日)はローリングスタートでのデモンストレーション走行が行われることになる予定です。
F1のヘリテイジ(遺産)を伝える“もうひとつのF1グランプリ”・・・『マスターズ・ヒストリック・フォーミュラ1』の本邦初開催は、日本のモータースポーツ文化の将来を考慮しても、非常に意義深いものになるでしょう。ズバリ、必見です!!!!!