8月31日のTwitter投稿です・・・
気になるドゥカティUKのツィートは、8月31日にありました。スティ・チューンド・・・そのままお待ち下さいという意味ありげな言葉とともに、ドゥカティのカンバン的バルブ駆動機構であるデスモ(バルブ強制開閉機構)のロッカーアームが、ずらりと並んだ写真・・・。
新時代の訪れを告げるサウンド・・・新しいV4エンジンがその姿を表す・・・というコピーがつけられた意味深な写真。デスモセディチ・ストラダーレという、すでに世界中のメディアで報じられているその商品名も、公式に明らかになっています。
ミサノのMotoGPで、華々しくデビュー!?
現在ドゥカティは、フォルクスワーゲングループから、ハーレーダビッドソンやトライアンフ、そしてインドの某企業・・・に売却されるウワサが飛び交っています。もし、ウワサどおり売却されるとしても、そうでないとしても、公道用の新型V4はドゥカティの「今後」にとって重大なモデルになることに違いありません。
今までドゥカティは公道用V2スポーツバイクをロードレーサーに転用し、グランプリよりもSBK(世界スーパーバイク選手権)などのロードレースの世界での実績を積むというパターンで発展していきましたが、翌々年からSBKに投入されると予想されるデスモセディチ・ストラダーレを母体とするSBKマシンは、MotoGPで育てたグランプリ直系のV4モデルで、SBKタイトル獲得に挑戦する初のパターンとなります。
現在のSBKの主戦マシンであるV2のパニガーレRは、デビュー以来SBKでのタイトル獲得という命題はクリアできていませんが、世界中のマーケットではセールス面において成功を手にするというミッションについては、見事にクリアしています。
それでも・・・ドゥカティとしては上記のふたつをクリアさせることは、ブランドイメージを守るためには大事なのでしょう。V2からV4へ主戦を移行し、SBKにおける排気量優遇など4気筒に対する2気筒のアドバンテージを捨てることもいとわない・・・デスモセディチ・ストラダーレはセールスの成功とSBK覇権奪回というふたつの目標をクリアすることを狙った意欲作に違いありません。
ともあれ・・・今週末の動向から、目が離せませんね!