サーキットでの撮影って、どれぐらいの望遠が必要なの?
普段できるだけ手ぶらで歩きたい派の私。
一眼レフだけでも重いのに、バズーカ砲のような大きくて長い望遠レンズを担いで炎天下のサーキットを歩き回るなんて、大丈夫???
そんな不安でいっぱいの中、周りのプロカメラマンの人達に質問してみたところ、『今のEOS Kiss X7のズームレンズキットでも、スキル次第では撮れなくはないけど、練習が必要だね。装備頼りでとりあえず撮るなら、最低400㎜は必要じゃないかな?』という意見が多かったので、まずはCanonの400㎜以上の望遠レンズをネットで検索。
カメラ本体より高いよ・・・・。
これを買うなら、カメラ自体をもっと高価な物にした方が良かったんじゃ・・・。
例えば検索の一番上に出てきたCanon(キヤノン) EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM(216,000円)。
値段が高額なだけじゃなく、心配していた重さも1380gとカメラ本体(約407g)の3倍以上!!!
プロのカメラマンさん達は、これよりもっともっと重たいカメラを担いで真夏のサーキットであんなにもカッコイイ写真を撮影しているんだと思うと、驚きです。
本当に本当にスゴイ人たちなんだと改めて実感させられた瞬間。
それでも!!!駆け出しの私には、こんな高価なレンズを買えるはずもなく・・・。
色々と調べたり、聞いて回ったり情報収集した結果、シグマ100-400mm F5-6.3 DG OS HSM [キヤノン用]がいいのではないかという情報を入手。
400㎜クラスのズームレンズで、重さも1160g。そして、なにより値段が安い!って言っても高いけど、そんな事は言ってられないので、購入する事に。
キャノンEOS Kiss X7とシグマ100-400mm F5-6.3 DG OS HSM [キヤノン用]
を持ってサーキット取材へ
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 2 FUJI GT 500km RACE
一眼レフを買ったときに最初から付いてたレンズ2つと、新たに買ったズームレンズを持ち歩くという事で、カメラバックも購入し、準備万端で撮影スタート!
遠くてもくっきり!
トリミングしてアップになっても、前回ほどボヤボヤしていない。
さすが望遠レンズ!
と感動はしてみたものの、今までの経験上クルマのレースより、バイクのレースの方がブレやすい傾向だった気が・・・・。
2017 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦
新しく購入したズームレンズはバイクのレースでも通用するのでしょうか。
という事で、全日本ロードレース第3戦のスポーツランドSUGOへ。
同じ条件で撮影したかったけど、残念ながら菅生は曇と雨。
カメラとか写真には全然詳しくないけど、雨とか曇りの日って、普段よりぼやけやすいよね?
それでも、仕方ないから・・・撮影スタート!
前回のズームレンズが無かった時よりはクッキリとした写真が撮れる確率が上がった気がする!!
それでもアップにしてよく見るとロゴとか至る所がボヤボヤしてるけど、自分のWeb用取材記事に使う写真としては、使えなくもないかな・・・。
後はカメラの設定や慣れなどで何とかなりそうだと、ホッとしたのもつかの間。
雨が降り始めると次の大問題を発見。
写真がぼやけるだけじゃなく、雨の湿気と室内などの温度差で、濡れたカメラのレンズの内部がくもる事件発生。
こうなると、技術とか装備のレベルの問題に関係なく、画面が真っ白になって写真の撮影ができない状態に。
そうだった。取材の日が晴れてるとは限らないんだ・・・。
そんな基本的な事に今更気付いた私。
雨の日のカメラマンさんっていったいどうしてるんだろう。
そうやって、新たな壁にぶち当たったのでした。