動画コンテンツ制作用にYAMAHAからお借りしたXSR900の、ショートレビューをお届けする。
このバイク、見た目とは大違いでとにかく激しいロードスポーツだった。

見た目とは大違いのハイパフォーマンスマシン

ネオ・レトロ。新しくて旧い。懐古趣味的でありながら古さを感じさせない。現代のテクノロジーで一昔前のデザインを施したのではなく、確かに昔の文法に沿って象られたとはいえ、今のセンスやニーズに合う形を創り出すことに挑戦した結果として、YAMAHAのXSR900はここに凛々しく屹立している。

MT-09搭載の直列3気筒845ccのエンジンを積み、最大出力110馬力/9,000rpm 最大トルク9.0kgf・m/8,500rpmを発生させる。見た目こそ”レトロ”だが、走らせれば目が回るほど速い。味付けこそ多少異なるのだろうが、このマシンは大人しそうな衣装とメイクでごまかしたものの中身は"じゃじゃ馬" で有名なMT-09 そのもの。

実際、今日は朝から都内をぐるぐるしてみたのだが、それほど長く乗ってないのにヘトヘトになってしまったことを告白する。

走行モード、一番DULLにしてしまいました、軟弱ですみません・・・

XSR900には、ライダーが自分の好みに応じて3つのエンジン特性を選べる、D-MODE(走行モード切替システム)という、3つの走行モードの選択システムがある。いわば、辛さを調節できるカレー屋に入ったような気分で、僕はまず中辛「STDモード」(さまざまな走行条件に適したモード。リニアで鮮明なトルク感とスムーズな走行フィーリングを低速から高速まで楽しめる)を選んで走り出したのだが、軽くスロットルをひねれば猛然とダッシュし、スロットルを軽く戻しただけでガクンと減速する、その激しい動きにすぐに閉口して、「Bモード」(STDモードより、穏やかで扱い易い出力特性を楽しめるモード)に切り替えた。気軽に中辛を頼んだら思いの他舌が痺れるくらい辛かったときのような、負けた感を感じたものの、このバイク、チョイ乗りで走るには速すぎる。

これ、相当腕に覚えのあるライダーならいざ知らず、例えば40代以上の久々バイク乗りました的なリターンライダーだったら「Aモード」(STDモードより、シャープでダイレクトなレスポンスを楽しめるモード)なんて一生使わないんじゃないの?と思うほど。少なくとも僕の腕では1年くらいは「Bモード」で自分を慣らしたいところ・・・。

普段ゼッツー(KAWASAKI 750RS。いわゆるZ2)なんて正真正銘の旧車に乗ってる身からすれば、見た目こそなんとなくネイキッドのそれでクラシカルな雰囲気なのに、中身は激辛、超じゃじゃ馬でとてもじゃないけど持て余してしまう。いつか「Aモード」にたどり着けるのか、正直自信がないのが本音・・。

それと、見た目だけじゃわからなかったのだけれど、このバイク案外足つきが悪い。172cmの僕だが(特別脚が短いということはないと信じる・・・)、爪先立ちがやっとで、グイグイ走っているときはいいのだけど、狭い道や、車をすり抜けて前に出ようというときなどに、かなり気を使わざるを得なかった。

じゃじゃ馬すぎて手に負えない・・・でも乗りこなしてみたい

とはいえ、そこは男の子(昔はね)、引き出せるものなら限界性能を引き出してみたいもの。
今回は動画コンテンツ制作の撮影用としてお借りしているので、それほど長く走る機会がない。今日のところはこのくらいにしてやろう、と負けず嫌いの捨て台詞を吐いておくのだが、このバイク、もし自分のバイクとして購入したとしたら、あまりの高性能ぶりに遠ざけちゃうか、いやいや絶対最高の状態で乗りこなしてやるぜとばかりにハマってしまうか、今のところ自分ではわからない。

見た目はほんとエレガントで、優男的というか、清楚な和風美人というか、優しげなのに、一度跨ると女王様キャラに変貌するのがXSR900。
今回渋谷のマンハッタンレコードさんの店舗をロケ地に使わせていただいたのだが、CDだけでなく、多くのLPレコードを置く、DJ御用達のような渋いお店の佇まいに、XSR900はドンズバで合う。こうしてみると、ほんと走らせた時のあの過激さは全く想像できない・・。乗っている時はかなり気を張っていて、バイクを降りるとホッとするくらいなのだが、こうして車体を眺めてみるとやっぱりまた乗りたくなる。そんな色気のあるバイクがXSR900。
となると、手に入れたとしたら、ズブズブにハマってしまうってことだろうか。

まあ、見た目と中身のギャップがね、男にはたまらない、ってこと、あるからね。

画像: 撮影協力:Manhattan Records® manhattanrecords.jp

撮影協力:Manhattan Records®

manhattanrecords.jp

買うといくらかな・・・どれどれ

XSR900 メーカー希望小売価格
1,042,200円 [消費税8%含む] (本体価格 965,000円)
価格は参考価格です。メーカー希望小売価格は消費税率8%に基づく価格です。
メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には保険料、税金(消費税除く)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。
詳しくは販売店にお問い合わせください。

びっくりした。
だって安いんだもの。
この金額で、この見た目とパフォーマンスを手に入れられるのか。

見目麗しいスタイリングに、いつ乗りこなせるかわからないほど遠い頂きのような高性能、なのに本体価格100万円を切ってしまうプライシング。コストパフォーマンス、良すぎでしょ。

日本のバイクメーカーって、頑張っているよね。ほんとに。
もっと若者に乗ってもらいたい、真面目にそう思います。

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