マン島TT最終レースで、最も権威のあるクラスであるセニアTTで、新型スズキGSX-R1000に乗るマイケル・ダンロップが勝利しました! ここまで最大最強のライバルであるイアン・ハッチンソン(BMW)相手に苦戦を強いられていましたが、最後の最後で通算15勝目となる勝利を手中におさめました。

レースはレッドフラッグで中断がありました

今回のTTは、かなりスケジュールが乱れた大会となってしまいました。事故と悪天候の影響で、予定されていたスーパースポーツ2は中止。そして残りのTTゼロ、サイドカー2、そしてセニアのすべてが、最終日の9日(金)に行われることになりました。

セニアTTも波乱があり、6周のレースの2周目に事故が発生。なんとこれに絡んだのは、今大会のスーパーバイク、スーパーストックの2クラスでBMW S1000RRに乗り完勝したイアン・ハッチンソンでした! 残念ながらハッチンソンは大腿骨を骨折し、再スタートしたセニアTTにその姿を現すことはありませんでした・・・。

最強のライバルを欠いたレースになりましたが、M.ダンロップは再スタート後のレースを支配。見事にリードを守って昨年の大会に続きセニアTTの連覇を達成しました。スーパースポーツ1の勝利を含む2勝をプラスし、M.ダンロップのTT通算勝利数は15に更新。歴代単独5位になりました。

セニアTTをスタートするM.ダンロップ(スズキ)。なおスズキ車によるセニア勝利は、2004年大会以来の記録となります。

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なお、2位に入ったP.ヒックマンは、出場した5つのレースすべてで表彰台を獲得! という見事な記録をマークしました。そして2015年にBSB(英国スーパーバイク選手権)王者となったジョシュ・ブルックスはアプリリアCRTの1,000ccV4を搭載するノートンで6位に食い込みました。来年ノートンは自社製エンジンのマシンを投入することを予告してますが、その続報を早く聞きたいです。

マン島TTセニアクラス 決勝

1 マイケル・ダンロップ Suzuki / Bennetts Suzuki 01:09:24.711 130.456mph
2 ピーター・ヒックマン BMW / Smiths Racing 01:09:38.031 130.040mph
3 ディーン・ハリソン Kawasaki / Silicone Engineering 01:09:48.216 129.724mph
4 ジェームス・ヒリアー Kawasaki / JG Speedfit Kawasaki 01:10:11.713 129.000mph
5 マイケル・ラッター BMW / Bathams SMT Racing 01:10:12.357 128.981mph
6 ジョシュ・ブルックス Norton 01:10:28.793 128.479mph

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