世界最高峰の「リアル・ロードレーシング」=公道を使ったロードレースであるマン島TTが、今年も始まりました。最初の練習走行では、ここ近年、バチバチと火花を散らすライバル関係にある2人のライダー・・・イアン・ハッチンソンとマイケル・ダンロップが、好タイムを記録しています。

まずはTT14勝のハッチンソンが最速タイムを記録!

現地時間5月29日、今年のTT初の練習走行が行われました。1,000ccのスーパーバイクと600cc主体のスーパースポーツでは、TT通算14勝のI.ハッチンソンが、それぞれBMW S1000RRと、ヤマハYZF-R6で首位のタイムを記録しました!

マン島でTyco BMW のS1000RRを走らせるI.ハッチンソン。今年も優勝候補の筆頭の実力者です。

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このふたつのクラスでハッチンソンに続く2位のタイムを出したのは、目下ハッチンソンとともにTT最強・最速ライダーにあげられるマイケル・ダンロップでした。スーパースポーツはハッチンソンと同じくヤマハYZF-R6に乗るダンロップですが、スーパーバイクではスズキGSX-R1000に乗り、新型GSX-R1000にマン島TTデビューウィンを飾れるかどうかが注目を集めています。

ベネッツ・スズキのGSX-R1000に乗り、スーパーバイクの練習走行を走るM.ダンロップ。偉大なジョイ・ダンロップを叔父に、同様に偉大なロバート・ダンロップを父に持つ、リアル・ロードレーシング界のサラブレッドです。

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やはり今年のTTもこのふたりを軸にして、スーパーバイクとセニアTTでは優勝争いが展開されることになりそうですね・・・。某全日本JSB1000関係者の話によると、BMW S1000RRのエンジンは慣らし運転後、ストック状態でレースに使えるほど馬力が出ているという、プライベーターにとってはなんともありがたいマシンだそうです。ご存知のとおり近年は世界のスーパーバイクレース、そしてマン島TTをはじめとするリアル・ロードレーシングの世界で、多くのチームに愛用されています。

一方、新型となったスズキGSX-R1000は、モトアメリカ以外では今のところ目立った成績は残していません。新型GSX-R1000とダンロップが実績あるBMW相手にどのような勝負をするのか・・・非常に気になりますね!

決勝は現地時間6月3日からスタート!

今年のマン島TTの決勝は、6月3日のスーパーバイクTTから始まります。9日の最終レース、セニアTTまで出来る限りの早さで、今年もロレンスでは速報をお届けしたいと思います!

5月29日(月)マン島TT練習走行のファステストタイム

スーパーバイク
1: イアン・ハッチンソン (BMW) 125.84mph
2: マイケル・ダンロップ (スズキ) 125.68mph
3: ダン・クニーン (BMW) 124.64mph

スーパーストック
1: マイケル・ラッター (BMW) 124.12mph
2: ブルース・アンスティ (ホンダ) 123.72mph
3: コナー・カミンズ (ホンダ) 121.18mph

スーパースポーツ
1: イアン・ハッチンソン (ヤマハ) 121.15mph
2: マイケル・ダンロップ (ヤマハ) 121.020mph
3: ゲーリー・ジョンソン(トライアンフ) 120.311mph

ライトウェイト
1:マイケル・ラッター (パトン) 113.95mph
2: アイバン・リンティン (カワサキ) 113.86mph
3: ダン・クーパー (カワサキ) 111.83mph

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