"コカ·コーラ"鈴鹿8耐は2017年に第40回記念大会を迎えます。そこで第1回大会からの歴代優勝マシンを一挙紹介! 今回は1988年(第11回大会)世界選手権シリーズ第2戦 "コカ·コーラ"鈴鹿8時間耐久ロードレースで優勝し、ヤマハ2連覇を達成したYZF750(0WA0)を紹介します。

熟成が進んだ5バルブエンジンを搭載!

画像: ヤマハの量産車、FZR750がベースで、5バルブエンジンをデルタボックスフレームに搭載する。ケニー・ロバーツがチーム監督として指揮を執り、ウェイン・レイニーとケビン・マギーによってヤマハは鈴鹿8耐で連覇した。 www.suzukacircuit.jp

ヤマハの量産車、FZR750がベースで、5バルブエンジンをデルタボックスフレームに搭載する。ケニー・ロバーツがチーム監督として指揮を執り、ウェイン・レイニーとケビン・マギーによってヤマハは鈴鹿8耐で連覇した。

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画像: ライトオン走行するYZF750とK.マギー。ゼッケンの被視認性を高めるため、数字が光るようになっている。6時45分のライトオン点灯のサインが出た後、なかなかヘッドライトが点灯できないトラブルがあったが、独走状態のK.マギー/W.レイニー組の行く手を阻むほどの問題とはならなかった。 オートバイ/モーターマガジン社

ライトオン走行するYZF750とK.マギー。ゼッケンの被視認性を高めるため、数字が光るようになっている。6時45分のライトオン点灯のサインが出た後、なかなかヘッドライトが点灯できないトラブルがあったが、独走状態のK.マギー/W.レイニー組の行く手を阻むほどの問題とはならなかった。 オートバイ/モーターマガジン社

1988年型のヤマハYZF750(0WA0)は、スプリント仕様で150kg以下という軽量なマシンに仕上がっていました。この年は、ホンダ6台、ヤマハ3台、スズキ4台、カワサキ4台という4大メーカーのワークスマシン大激突という大会でしたが、YZF750を駆るK.マギー/W.レイニー組がヤマハの2連覇を達成しました。

水冷4ストローク並列4気筒DOHC5バルブエンジンのボア・ストロークは68×51.6mm。年々その改良は進み、この年は最高出力135馬力以上、最高速275km/h以上を公称しています。EXUP(可変排気バルブ)、FAI(フレッシュ・エア・インテーク)、そしてデルタボックスなどの装備は前年型を熟成。ラジエターの大型化により、フェアリング両側面の張り出しが大きくなっているのが、この年のYZF750の外観上の特徴です。

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