車好きなら一生に一度は乗っておきたい、その選択肢としてふさわしいクルマといえば”スカイライン”。多くの伝説を生み出し続け、今年生誕60周年を迎える名車の記憶を深掘り!今回は7代目(R31系)に迫ります。
ハイソカー・ブームに流された?
![画像: (ホリデーオート©モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782553/rc/2017/03/13/f8f830fe66bab023acf091c03664e6020907b67b.jpg)
(ホリデーオート©モーターマガジン社)
www.motormagazine.co.jp「柔らかい高性能」というキャッチフレーズとともにデビューした7代目(いわゆる「7thスカイライン」)は、新世代エンジンRB系への刷新や、世界初の4輪操舵システム「HICAS」を採用するなど意欲作だったが、当時流行していたハイソカー・ブームを当て込んでいたため、当初はコアなスカイライン・ファンから総スカンをくってしまう。慌てた日産は、86年に2ドアスポーツクーペをラインアップ。ようやくファンを納得させた。
プラットフォームはローレルやレパードと共通となっているこのモデルは、「カードエントリーシステム」がスカイラインで初めて採用されたモデルでもあり、専用の「エントリーカード」を身に着け、ドアハンドルやトランクリッドのリクエストスイッチを押す事で施錠や解錠が可能となり、当初のスカイラインファン以外の層からも注目を集めるも、スポーツクーペ―要素より、セダン要素が強かった為、熱狂的なスカイラインファンからは好まれないという異端児とも言える1台でもあったのです。
コメントを読む・書く