1975年10月の免許制度改定によって400㏄までの中型二輪免許が新設され、401㏄以上の大型二輪には運転免許試験場の限定解除試験をパスしなければ乗ることができなくなってしまう。この試験は平日の日中にしか実施されず、しかも合格率が極めて低かったため、新規に二輪免許を取るユーザーは、簡単には大型バイクに乗れなくなってしまった。当時は、今以上に大排気量車への憧れが強かった時代。必然的に中型免許上限の400㏄クラスに人気が集中し、メーカーもその開発に力を注ぐことになる。そんな状況にくさびを打った250ロードスポーツの歴史、12回目の今回はKAWASAKI Z250をご紹介したいと思います。

KAWASAKI Z250 (2013年4月)

画像: (オートバイ©モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp

(オートバイ©モーターマガジン社)

www.motormagazine.co.jp

●水冷4ストOHC4バルブ並列2気筒●248cc●31PS/11000rpm●2.1kgm/8500rpm●168kg
●110/70-17・140/70-17●48万8000円

ニンジャ250ベースの250ccスーパーネイキッド。エンジンや車体は基本的に共通、アグレッシブなスタイルでイメージを一新。

250㏄とは思えない、どっしりとした車体に、ハーフカウルで攻めすぎないスタイリングが人気の1台。扱いやすく、走りも楽しみたいけど、そこまで取り回しに自信が無いという初心者から、しっかりとライディングを楽しみたい上級者まで幅広く満足してもらえる、ストリートファイターの名に相応しいモデルだと思います。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.