TT-F1が750ccになった時代、公道用市販車としての750ccクラスの人気が低下しても、レース用として750cc車の存在を消すことはできなかった。そしてナナハン・レプリカに着火したのは、スズキでした。そんなスズキが着火し、各メーカーがこぞって開発競争に燃えたナナハン・レプリカの魅力!第9回目はKawasaki ZX-7RR(ZX750N)をご紹介。
Kawasaki ZX-7RR(ZX750N)
世界耐久選手権や全日本選手権がTT-F1からスーパーバイクに移行した1994年、カワサキはスーパーバイク対応のレースベース車ZXR750Rを投入。しかし同時期に登場したRC45の強さは圧倒的で、カワサキがチャンピオンの座を得ることはなかった。そこで2年余りの歳月をかけて開発されたのが、ニンジャZX-7RRだ。
1996年に大型バイク免許の指定教習が開始され、大型バイクブームが到来した日本で、売り上げが低迷していたカワサキが、満を持して投入した2代目ニンジャZX-7RR。
このスーパーバイクに対応したレースベース車の登場により、ワークスマシンも年々熟成進化を遂げ、発売から約5年後の2000年、遂に全日本スーパーバイク選手権のタイトルを獲得したのです。
コメントを読む・書く