第237回は、 トヨタ『セリカ』 をご紹介します。戦闘力のあるエンジンに、グラマーな曲面を強調されたボディ、90年代トヨタのエース的存在なスポーティカーです。(あぁこ@ロレンス編集部)
トヨタ『セリカ』 (1990年)
セリカはスペシャリティカーの草分け的存在で、保守的なトヨタの中では常に斬新なフォルムを与えられてきた。
しかも、走りに関して最新技術がおしみなく投入され、時代のトレンドとしての役割も同時にはたしてきたと言える。
特に85年8月にデビューした先代セリカでは、それまでのFRからFFに駆動方式を変更。大英断とも言えるFF化にもかかわらず抜群のハンドリング性能を実現しFFスポーティカーの先鞭をつけた。
現行セリカのデビューは89年9月。曲線を多用したボリューム感のあるフォルムに生まれ代わった。先代から受け継いだ4WD・GT-FOURの投入やインフィニティと並びアクティブサスペンションを実用化させた他。
ディアルモード4WSの採用、225psのパワーを持つ3S-GTEエンジンを投入するなど、実に意欲的なモデルである。
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