初日トップのケーシー・ストーナー(ドゥカティ)は未出走・・・
2日目、タイム的に目立ったのは、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)とビニャーレスでした。ふたりはこの日1分59秒台のタイムを叩き出し、1、2位の順位につけました。3位は初日同様奮闘した、ドゥカティ・サテライトのアルバロ・バウティスタ。そして4位にロッシが入っています。
5位は今年からステップアップでヤマハ・サテライトに加入のヨハン・ザルコ。6位はドゥカティ・サテライトのエクトル・バルベラ。ドゥカティ・ファクトリーのアンドレア・ドビツィオーゾとホルヘ・ロレンソが7、8位。なお初日トップタイムを出した、ドゥカティ・ファクトリーのテストライダーをつとめる元MotoGP王者のC.ストーナーは、2日目は出走しませんでした・・・。
禁止されたウィングレットの代替案
2日目、ヤマハが走らせたYZR-M1には、とてもユニークなフェアリングが装着されていました。ここ数年ブームだった、アンチウィリー効果を狙ったフェアリングのウイングレットは、昨年限りで今年は禁止・・・となりましたが、YZR-M1の新型フェアリングはその代替案と言えるでしょう。
新型フェアリングは、両側面が従来型よりもふっくらと膨らんでおります。そしてその内側には、小さなウィングレットが仕込まれているのです。これは尖った形状のものが外部に露出しないという、従来型ウイングレット規制レギュレーションに違反しない策・・・を考えて作られた仕様ですね。
従来型のウィングレットに比べ、この新型フェアリングがどれだけのダウンフォースを発揮するのかは定かではありませんが、きっと他メーカーも同じような対策フェアリングを今後のテストに投入してくるでしょうね。従来型ウィングレット規制が、今年のMotoGPにどのような影響を及ぼすか、とても気になります!