母材を傷つけない・・・のが素晴らしいです!
モーターサイクルやクルマのレストアをしているとき、面倒だな・・・と思うのがサビ取りの作業です。今は各種ブラスターなど便利な機械がありますが、結構機械が置き場所をとったり、エアコンプレッサーが必要だったりと、一般家庭で使うにはまだハードルが高いです。
ディスクグラインダーに研磨剤つけたり、ケミカル剤に漬け込んだり、ワイヤブラシでゴシゴシやるのが、我らホビー・メカニックたちの定番のサビ取りですけど、こんな夢のような機械があったら・・・みたいな、究極のサビ取りマシンがベルギーの「P-レーザー」が作るQF-1000です。
門外漢なので詳しくはわからないですが(失礼)、P-レーザー製品のサビ取りの要点は短い波長のレーザーを使うところです。金属の表面と、サビや塗膜の間にある酸化物の層にレーザーは作用し、金属の表面にダメージを与えることなく、サビや塗膜などを除去することができるのです!
動画を見ると、こんなにスイスイとサビ取りできるなんて・・・と誰もが驚くでしょう。こんなおそろしい?エネルギーをもったレーザーが、指などヒトの体に当たったりしたら、一瞬で蒸発してしまうのでは・・・という恐怖を感じる人もいるかもしれませんが、レーザーの特性で人間などの生体には作用しない・・・のでご安心ください。
「でも・・・お高いんでしょ?」 「はい、お高いです・・・」
こんな機械がウチにあれば、レストア作業などがチョー捗るなぁ〜と夢想するホビーストは多いと思いますが、はたしてP-レーザーの製品って、おいくらくらいするのでしょうか?
同社のウェブサイトをみても、工場向け工業用機械ということもあり、希望小売価格とかは書いてありません。一流メディア、ROAD AND TRACKの記事によると、1,000ワット仕様のQF-1000はメッチャ高い・・・とのことです。P-レーザーの製品のなかで、最も安価でワット数の低い(50ワット仕様)のQF-50でも47,800ユーロ! 日本円でおよそ5,899,666円ですか・・・ハァ〜(←ため息)。
まぁ長い目でみれば、いつの日にかは技術革新が進み、より安価な一般家庭向け? も登場するでしょう・・・その日が早く来ることを夢見て、サビサビのレストアベースのモーターサイクル&クルマをいっぱい集めておきましょう(笑)。