有名写真家を起用し、女性の美を表現したアートなカレンダー・シリーズ・・・として有名なピレリ・カレンダーの2017年版の内容が公表されています。今回起用されたピーター・リンドバーグはどんな作品に仕上げたのでしょうか?
若さ・・・をアピールしない方向性
ピレリ・カレンダーは2016年度から、いわゆるヌードは掲載しない・・・ことになり話題になりましたが、2017年度はポスト・ヌード期のピレリ・カレンダーの第2作目となるわけです・・・。ドイツ出身のファッション写真の第一人者であるP.リンドバーグの起用は今回で3回目になりますが、彼は2017年度カレンダーの被写体に、40歳以上の女優を多く起用しているのが興味深いです。
スッピンのまま、無修正の写真もあり、ありのままの女性の美しさ、その人の生き様から育まれた内面の美しさ・・・そういう女性美を作品として完成させたい・・・という考えみたいです。「“Emotional”(エモーショナル)」と名付けた自身の作に、リンドバーグはこのようなコメントを寄せています。
「女性がメディアなどで、その完璧性や若さばかりにフォーカスされているのを見て、コマーシャリズム等に操作されることのない、もっとリアルで誠実な別の美しさがあることを皆さんに思い起こしてもらうことが重要だと考えました。それは、個性や自分自身でいる勇気、プライベートな感性などのことです」
カレンダーが入手できないので、メイキング動画を見てガマンします(涙)
上記以外に登場するのは、ヘレン・ミレン、ロビン・ライト、チャン・ツィイー、ニコール・キッドマン、ユマ・サーマン、ルーニー・マーラ、ジュリアン・ムーア・・・らです。14名の女優のほか、スペシャルゲストとして、モスクワ国際関係大学(MGIMO)教授で政治理論を専攻するアナスタシア・イグナトヴァを起用しています(美しいお方です・・・うっとり)。
ゲンブツを見ていないのでなんともいえませんが、アニー・リーボヴィッツ作の2016年度版はあまり好みではなかったです(※個人の感想です)。でも、今年のリンドバーグの作品はメイキング動画を見る限りは、なかなか良さげな気がしています。
なおロレンスでは、好評企画「ヘルメット女子」シリーズを連載しておりますが、じつは密かにピレリ・カレンダーからのオファーを期待しています(笑)。まぁ、オファーいただけないなら、ピレリ・カレンダーに対抗して、ロレンス・カレンダーを発行しますかね! いかがですか? 編集長!?