2015年MotoGPマシンのスペックを継承
RSV4 R FW-GP最大の特徴は、やはりその65度V4エンジンにあるといえます。81mmボアのV4エンジンは、ニューマティック(空気バネ)バルブ、そしてアクラポビッチ製フルエキゾーストを採用することで250psという高出力を発生します!
もちろんエンジンだけでなく、車体もMotoGPマシンゆずりのハイスペックです。前後サスペンションはオーリンズで、ブレーキはブレンボのモノブロックキャリパーを採用。ボディワークは軽量なカーボン・ファイバー製です!
至れり尽くせりのカスタマーサービス!
なお、RSV4 R FW-GPのオーナーには、特別なサービスプログラムが用意されているそうです。アプリリア・レーシングの本部に招かれ、チームのエンジニアがオーナーに合ったセッティングを施してくれます。技術的なお問い合わせはもちろんOK。アプリリアの特別なトラックデー(走行会)でもエンジニアのサービスが受けられますし、MotoGPのレース・ウィークエンドは、パドックパスが支給されます!
これだけの超高性能車で、これだけの特別サービスが提供されるのですから、RSV4 R FW-GPのオネダンは相当高いのでしょうね・・・(現時点では不明)。もっとも、こういうマシンを買える人は値札も見ないでお買い物できるタイプのお大尽でしょうけど・・・。日本にもそんなお大尽がいて、RSV4 R FW-GPは上陸するのか・・・ちょっと気になりますね。
まぁ、一般人は公道走行に必要な保安部品の類を備えるRSV4 RF/RSV4 RRか、アップライトなライディングポジションで乗りやすいトゥオーノ系を購入したほうが、アプリリアV4エンジンの素晴らしさを安心して味わえ、幸せなバイクライフを過ごせるかと思います(笑)。