タイムは1分29秒台に突入!
初日、一番時計をマークしたのは、スズキから来季ヤマハに移籍するビニャーレスでした。初日に精力的に61周回を走ったビニャーレスは、2日目はひとり29秒台に突入。一線級の速さを身につけていることを証明しました。

特別なカラーリングを施したヤマハYZR-M1に乗るM.ビニャーレス。スズキ最終年の今年は年間4位でしたが、来季のタイトル争いに加われるか注目です。
www.motogp.comスズキに移籍のイアンノーネも速さを発揮しています!
テスト2日目の2位は王者マルク・マルケス(ホンダ)、3位はドゥカティ残留のアンドレア・ドヴィツィオーゾ。4位はドゥカティからスズキに移籍のアンドレア・イアンノーネ。5位がホンダのダニ・ペドロサでした。

ちょっとブキミ(笑)な特別グラフィックのスズキGSX-RRを駆るA.イアンノーネ。2016年シーズンにドゥカティに久々の優勝をプレゼントするなど、非凡なスピードを披露しましたが、GSX-RRとの相性も良さげですね。
www.motogp.com10位までが1分30秒台をマーク!
以下、6位カル・クラッチロー(ホンダ)、7位バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、8位ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)と実力者が並びました。スズキからアプリリアに移籍したアレイシ・エスパルガロ(9位)、モンスター・ヤマハ・テック3のジョナス・フォルガー(10位)までが1分30秒台を記録しています。

テスト初日は3番手、2日目は8番手につけたJ.ロレンソ(ドゥカティ)。ピット内では、チームに帯同する2度のMotoGP王者、ケーシー・ストーナーが、ロレンソと話し込むシーンも見られました。ふたりの偉大な王者の力で、来季どれだけドゥカティが飛躍するか? 乞うご期待です。
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注目の新規参戦チーム、レッドブルKTMファクトリー・レーシングはポル・エスパルガロが1分31.853で17位、ブラッドリー・スミス(写真)が1分32.538で20位でした。ここから開幕戦まで、どこまでマシンを仕上げることができるでしょうか?
www.motogp.com昨年の2015年まではヤマハとホンダのファクトリーライダー4名以外は優勝不可能、みたいなシーズンが続きましたが、今年は9人のウィナーが登場する記録的な年になりました。共通ECUとミシュランタイヤの導入という要素が大きく影響したわけですが、2年目は各チームが、ノウハウの蓄積をどれだけ活かせるかが鍵になりそうです。
ヤマハのビニャーレス、スズキのイアンノーネ、そしてドゥカティのロレンソら、移籍組がどれだけ活躍するかで、来シーズンの面白さの度合いが変わってくるでしょう。なお次回のMotoGP公式テストは2017年1月30日、マレーシア(セパン)で行われます! 今から楽しみですね!