久々にユニークなスポーツカーをご紹介しよう。
以前、「ラディカル SR3」というオープン2シーターのレーシングカーを公道走行可能にしたモデルを紹介したが、今回紹介するのは同じラディカルのトップモデル、「RXCターボ」だ。
昨年の東京モーターショーにも出展されていたので、覚えている人もいるかもしれない。
その展示車が日本の保安基準を満たしてナンバーを取得したので、試乗する機会を得た。

画像: 全長は約4.2mとコンパクトだが、全幅は2m近くある。全高は1.2m弱で、最低地上高は100mm確保されている。

全長は約4.2mとコンパクトだが、全幅は2m近くある。全高は1.2m弱で、最低地上高は100mm確保されている。

ラディカルは、イギリスの少量生産スポーツカー・メーカー。
RXCの「ル・マン24時間レースで総合優勝するマシンにインスパイアされた」というスタイリングは、まさにレーシングカーそのもの。
空力を重視したフロントマスクに巨大なリアウイング、そしてガルウイングドアと、迫力は満点だ。

画像: フォード製の3.5LDOHCツインターボをミッドシップ搭載。インボードのリアサスなど、エンジンルームの眺めもレーシングカーそのものだ。

フォード製の3.5LDOHCツインターボをミッドシップ搭載。インボードのリアサスなど、エンジンルームの眺めもレーシングカーそのものだ。

コクピットの後ろにミッドシップ搭載されるパワーユニットは、460ps/678Nmを発生するフォード製の3.5L V6DOHCツインターボ。
これに7速シーケンシャルドグミッションを組み合わせる。
発進時にはクラッチを操作するが、走行中の変速はクラッチを踏まなくても可能だ。

画像: 思ったよりは快適なコクピット。液晶のセンターメーターの下に電動パワステやリモコンミラーの調整スイッチなどが並ぶ。後方視界は皆無なので、モニターは必需品。

思ったよりは快適なコクピット。液晶のセンターメーターの下に電動パワステやリモコンミラーの調整スイッチなどが並ぶ。後方視界は皆無なので、モニターは必需品。

ガルウイングドアを開け(といっても上の写真のようにウインドーまわりしか開かない)、サイドシルをまたいでコクピットに着くと、思ったよりは狭くない。
スウェードで覆われたインテリアはレーシングカーというよりGTカー的で、エアコンやカーナビ(後退時はバックモニターになる)も備わる。

画像: こんなクルマに追い越されたら、驚かないドライバーはいないだろう。でも、ちゃんと日本のナンバーを取得している!

こんなクルマに追い越されたら、驚かないドライバーはいないだろう。でも、ちゃんと日本のナンバーを取得している!

車重は940kgで460psだから、その加速はハンパではない。
ステアリングレスポンスも良く、コーナーをほとんどロールせずにクリアしていく。
公称の最高速は298km/h、0-100km/h加速は2.6秒!
ワインディング走行も楽しいが、サーキット走行のほうがより楽しいに違いない。

公道走行可能なレーシングカーだから、市街地走行には向かないし、これ1台で暮らすことなど、およそ不可能。
でも、サーキット走行専用車両が所有できるなら絶対に欲しくなる。
気になる人は、ラディカル日本輸入代理店のSTOに問い合わせを。代表の坂倉氏が、親切に対応してくれるはずだ。

http://www.sto-radical.com

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