第196回は、 三菱自動車工業『ギャランΛ』 をご紹介します!ギャランΛは、海外ではスコーピオンと言われていたクルマだったそうですよ。安全上の問題を考え、今ではほとんど見かけなくなった立体エンブレムもオシャレに思えますね ♥︎ (あぁこ@ロレンス編集部)
三菱 ギャランΛ(1981年)
流行のスラントノーズを国産車では一番最初に採用したのがこのラムダで、4ドアのシグマとはパワーユニットや足まわりを共用する2ドアのスペシャルティカー。シグマともども55年4月のフルチェンジで2代目登場となった。
シグマ・シリーズとくらべると、ディーゼルはターボ・ディーゼルのみで、1600も姿を消したが、その代りにシグマにはない2600モデルが最上級グレードとして設定されている。これはデボネアに搭載する4気筒、OHC、2555cc、120PSのG54B型に、ECIを装着して135PSとしたもので、現行3ナンバーでは唯一の4気筒エンジンである。
ラムダ2600はオールパワー仕様に平均車速や燃費、走行距離などを表示するカーエレクトロニクス機構の「ベルナス」などの豪華装備を持つロイヤル1車種のみ。G62B型の1800、G63B型にG63B型ECI、G63B型ECIターボの2000、4D55型ターボ・ディーゼルはいずれもシグマと同じで、ECIはトヨタEFIや日産EGIとは異なり、三菱電機との共同開発による三菱独自のフュエル・インジェクション・システム。
G63B型と4D55型にコンビされるターボも三菱重工製の軽量コンパクトな“純国産ターボ”で、サイレントシャフトの採用による静粛性と高性能には定評がある。ラムダは1800SLがリア・ドラムなのをのぞくと全車4輪ディスクで、ロイヤル、GSRとターボが4輪独立サス。全車にラジアルが標準となる。