第190回は、 MAZDA『コスモクーペ/L』 をご紹介します!すでに高級スペシャリティーカーで知られていましたが、コスモクーペ/Lはさらに、高級感をアピールしたアダルトなクルマだったそうです。コスモは発売当初から、大人な雰囲気を持つ美しい女性モデルの起用が徹底されていますね!

高嶺の花です ♥︎ (あぁこ@ロレンス編集部)

MAZDA コスモクーペ/L(1981年)

画像: MAZDA コスモクーペ/L(1981年)

大型ラジエターグリルを持った大胆なフロントマスクと、ルーフからリアエンドまでの流れる様なクーペ・ラインでセンセーショナルにデビューしたコスモ。その後、若者向けのクーペに対照的に、アダルト層を狙ったエレガントなランドゥトップを持つ“L”が加わり、現在に至っている。

54年9月には130項目に及ぶ改良が加えられ、サスペンション・パーツの見直しや、排ガス対策方式の変更が実施された。

エンジンも整理され、654×2cc、140PS/6500rpm、19.0㎏-m/4000rpmの13B型ロータリーと直4OHC、1970cc、110PS/5300rpm、17.0㎏-m/3000rpmのMA型レシプロのふたつ。燃費が悪い、と言われていたロータリーも気薄燃焼方式を採用するなど改善が重ねられ、10モード燃費7.8㎞/ℓと140PSのハイパワーに見合った経済性を実現している。

足まわりは今ではオーソドックスになった前ストラット/後5リンクコイル式だが、リアにテーパーコイルスプリングを採用するなど改良が加えられている。またロータリー・エンジン搭載車にはトーションバー式スタビライザーが前後に標準装備され、ラック&ピニオン式ステアと相まってロールを抑えたスポーティなコーナリングを可能とする。

マイナーチェンジで、ヘッドライトが短形に改められ、インパネも従来の6連式のスパルタンなものから、グラフィック表示をふんだんに盛り込んだ近代的なものへと変更された。

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