9月12日に日本でも発表になったモデルXは搭載バッテリー容量などの違いによって、5つの仕様が用意されている。具体的には「60D、75D、90D、P90D、P100D」の5つで、数字はバッテリー容量(kWh)を示している。
ところが実はモデルXのハードは2種類しかない。60Dと75Dは同じ、90DとP90DそしてP100Dの3つは同じなのだ。
これはいったいどういうことかと言うと、60Dは75Dと同じ基本性能を持っていながら、ソフトでその能力を“60”に抑えているのだ。90DもP90Dも同様でハードはP100Dと同じである。
なぜなのか。なるべく作る種類を少なくして生産効率を上げるというのが一番の目的だろうが、実はこうすることによって後に簡単にバージョンアップすることができる。60Dをまず購入して「ボーナスが入ったから75Dにバージョンアップ」なんて具合だ。
エンジンを積んでいるクルマの常識では考えられないことだ。テスラはやはり常識破りの革命児である。
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