先週末は、英国グッドウッドにて「グッドウッド・リバイバル」が開催されましたが、モーターサイクルファンにとって必見のコンテンツが「バリー・シーン・メモリアル・トロフィー」というレースです。往年のGPマシンに、キラ星のようなスターライダーが乗車する豪華コンテンツですが、今回はひときわ光る走りを披露した、トロイ・コーサーに注目してみました。
1996&2005年のSBK王者の激アツな走りに刮目せよ!
「バリー・シーン・メモリアル・トロフィー」は、1950年代以前のGPマシン&クラブマンロードレーサーで競われるレースです。近年はライダー2人がチームを組み、途中でライダー交代を実施。決勝は土日に行われ、2日間の総合成績で順位を競います。
今まで、ケビン・シュワンツ、ワイン・ガードナー、フレディ・スペンサー、ミック・グラントなどなどのスターライダーが参加してきましたが、それに現役でマン島TTなどで活躍するリアルロードレーシングライダー、そしてヒストリックロードレーシングで活躍するライダーたちが加わり競い合うのですから、レース内容はおそろしくハイレベルです。
古いモーターサイクルのレースだから・・・という一般人のイメージを吹き飛ばすほどのインパクトがあります。
1996年にドゥカティで、そして2005年にはスズキでSBK=世界スーパーバイク選手権王者になったオーストラリアの英雄、トロイ・コーサーは、今年は1937年のBMW R5SSに乗りました。レギュレーション的に、最も戦闘力があるのはロングストロークのマンクス・ノートン30Mでしょうが、そんなマシン的ハンデをものともせず、コーサーは素晴らしいラップタイムを記録します。
肝心のレースのほうは、ウェットコンディションだった土曜日のレースで、ホームストレートの水たまりに乗りハードクラッシュでリタイア・・・でしたが、見るものの目を今年も楽しませてくれたコーサーに拍手を送りたいです!
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