「ミスターバイク」誌を中心にバイク漫画を描き続けた広井てつお氏。2008年病により逝去したが、未だその作品は数多くのファンに愛され続けている。そんな、氏には珍しく四輪ドキュメンタリーものとして描かれた「マツダのロータリー・エンジン開発物語」から、ロータリーの開発に賭けた男たちの戦いを紹介したいと思います。
1967年5月30日:コスモスポーツデビュー
松田社長の提案で、前代未聞の全国ディーラーでの試作車テストを実施する事を決めた東洋工業。
イチかバチか、失敗すれば後がない状況での勝負に出ます。
そして、遂にデビューしたコスモスポーツ。
松田社長は残念ながら、その発表を自身の目で見る事はできなかったが、入院先の病室から、その全てを賭けて作り出したコスモスポーツの行く末を見守ります。
そして、その全てを見届け逝去。ロータリーエンジンはこの松田恒次の人生の全てと言っても過言では ないと思います。
廃墟の中から出発したロータリーエンジンの夢はロータリースポーツという形で大成功をおさめたのです。
コメントを読む・書く