RX-7オーナーのみならず、広くチューニングフリークから注目され続けたRE雨宮グレッディシリーズ。常に我々をあっと驚かせたオリジナリティと革新的なスタイルは、時代ごとのトレンドリーダーとして君臨し続けた歴史を持つ。 (ROTARY BROS.©モーターマガジン社)

全てがオートサロンでデビューした、RE雨宮のグレッディシリーズ大集結

画像: (ROTARY BROS.©モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp

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JSSボディを身に纏ったFC3SグレッディⅠからはじまり、グレッディⅡではポップアップ式ライトを持つ個性的なフロントフェイスが印象的だった。そして、グレッディⅢでは、ケーニッヒに影響を受け、そのフォルムをFC3Sで再現。超ワイドボディのマシンを完成させる。そして、ガルウイングを初めて装着したのも、このクルマであった。グレッディⅣでは、グレッディⅢのボディパーツを使っているが、カブリオレをベースにしたことでインパクトを高める。ポップアップライトも廃止し、固定ラインにもした。
 FD3Sが登場した年にはグレッディⅤがデビュー。スリークライト、ADフィッシャー、スマートなワイドフェンダーは、後の美しいラインを持つスタイルの礎となった。ちなみに、ⅤのフロントスポイラーはジャガーXJRがモチーフとも言われていた。
歴代のグレッディシリーズの中で、最も手の込んだ作りだったのがグレッディⅥだ。一見するとベースがわからないが、これはAZ-1を使ってモディファイを加えたもの。目指したのはミッドシップのロードゴーイングカーであった。再びFD3SがベースになったのはグレッディⅦからだ。このクルマでは、オープンボディ+チョップドスタイルが話題なる。当時のRE雨宮ギャルズシリーズの流れでピンクにオールペンされたFD3Sカブリオレは、ポルシェ風のフロントマスクになる987キットがセットされている。このクルマでは、特にオシャレなオープンカーということで、オーディオにも力が入れられた。そして、グレッディⅨについて。このクルマだけは他とは違って、基本的にボルトオンパーツで構成させるコンセプト。ワンオフな特別な仕様から、誰もが楽しめるグレッディをテーマにキット化されたスタイルだったわけだ。

当時、人々が速さを求めてチューニングに没頭していた時代に、速さだけではなく、ルックスの良さにもこだわりを見せたRE雨宮。RX-7らしさを失う事なくRE雨宮としての存在感を纏ったこのグレッディシリーズに、多くの人が魅了され、憧れたのです。

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