夜間走行含めての、218周はすごいですね。
今までの鈴鹿8耐の最多周回数は2011年のTSR（ホンダ）の217周でしたが、今年はずっと晴天ドライ、セーフティーカー介入ゼロということもあり、ヤマハファクトリーが218周と記録更新に成功しました。なお2011年大会は大震災による節電という背景で、ナイトランのない初めての鈴鹿8耐でした。そのため、ただでさえ「スプリント耐久」と言われている鈴鹿8耐のスプリンド度が高まり、217周という大記録が生まれました。
今年は例年どおりナイトランがある8耐で、5年前の大記録を更新したヤマハファクトリー。序盤から圧倒的なレースペースで他を置き去りにしたため、「ツマラン！」と思ったヤマハ党以外のファンも多かったと思いますが（笑）、いつどのようなトラブルが起きてもおかしくないのが耐久レースですから、記録更新なるかハラハラしながら、私は最後の最後まで楽しめました。
スタートで飛び出したのは、チームカガヤマ（スズキ）の清成龍一。今年のBSB（英国スーパーバイク選手権）では苦闘のシーズンを送るサムライライダーが、18週目まで首位を走り大観衆をわかせました！
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有力チームのひとつ、TSR（ホンダ）のドミニク・エガータが7周目で転倒。ほぼ最後尾から18位まで追い上げる頑張りでシリーズポイント3点をもぎ取り、世界耐久選手権の最終戦オッシャースレーベン8時間耐久ロードレースで決まる、シリーズチャンピオンへの望みをつなげました。8月27日の結果が、今から気になります。
www.youtube.com最終ライダーに外国人ライダー起用する理由とは？
優勝を狙う有力チームは、各種世界選手権を現役で戦う優れた外国人ライダーを起用するのが8耐の常となってますが、アンカー役であるナイトランの最終スティントでは、彼ら外国人ライダーを使うチームがほとんどだったのが興味深かったです。
レースアナウンサーの解説によると、外国人ライダーは日本人ライダーよりも「夜目」が効くというのがその理由とのことです。ホントなのか？ と思いGoogleで検索しましたが、出てくる結果はYahoo!知恵袋（笑）ばかりなので、とりあえず真相は保留ということにしておきました？ 今度、医学の専門家にお会いする機会があったら、真相を聞いてみたいと思います。
ヤマハファクトリーの最終スティントを託されたアレックス・ローズ。危なげないクレバーな走りで夜間走行の難しい時間帯をこなし、2年連続の栄光のゴールへYZF-R1を導きました。なお世界耐久選手権のレギュレーションに合わせ、レーススタートがら常時ライトオンでしたが、ゼッケン番号は伝統の「ライトオン」ボード提示に合わせて、各チーム発光させていました。
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8時間を戦い抜いた各チームへ、惜しみない賛辞を送る大観衆。美しいシーンですね。
www.youtube.comまぁ、ホンの短い動画では8耐の魅力は語れませんが（←タイトルの記述を思いっきり掌返しで否定？）、最初の1時間と、最後のゴールシーンのダイジェストの公式YouTube動画をご覧になってください。これじゃ満足できない・・・という方は、今からスケジュールを調整して、来年の鈴鹿8耐に足を運ぶことをオススメします？
2016 Suzuka 8 Hours - 1st hour - YouTube
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2016 Suzuka 8 Hours - Finish of the race FIM EWC
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