メルセデスベンツの躍進を支えるコンパクトモデル

メルセデス・フロントドライブ・アーキテクチャー、すなわちMFAプラットフォームを最初に採用したのは、2012年に上陸した2代目Bクラスだった。今回はAクラスファミリーということなのでBクラスの詳細には触れないが、Cセグメント車に求められる居住性や積載性をしっかりと確保したBクラスを最初に投入したからこそ、メルセデスのコンパクトカー戦略はここまで多彩になれたのは間違いない。(Motor Magazine 8月号 文:石川芳雄/写真:井上雅行)

画像: メルセデスベンツA180スポーツ。最高出力122psの1.6リッターターボエンジンを搭載する。

メルセデスベンツA180スポーツ。最高出力122psの1.6リッターターボエンジンを搭載する。

現在車名に「A」の文字が付くモデルは、2013年に国内デビューした5ドアハッチバックのAクラス、同年に上陸した4ドアノッチバックのCLAクーペ、2014年に登場したクロスオーバーのGLA、そして2015年にデビューしたCLAシューティングブレークの4モデルとなる。

画像: メルセデスベンツA180スポーツ。センターコンソール上の8インチカラーディスプレイには、ナビをはじめドライビング中に必要と思われるさまざまな情報が表示される。

メルセデスベンツA180スポーツ。センターコンソール上の8インチカラーディスプレイには、ナビをはじめドライビング中に必要と思われるさまざまな情報が表示される。

1.6L直4ターボエンジンのA180と、2L直4ターボエンジンのA250を揃えるのは全車共通。これまで、年に一車種のペースでバリエーションを増やしてきたAクラスファミリーの中で、最初に登場したAクラスが昨年の末にマイナーチェンジを実施している。

画像: メルセデスベンツCLA250シュポルト 4マティック シューティングブレーク(左)とメルセデスベンツCLA250 4マティック(右)。どちらもリアスタイルが特徴的だ。

メルセデスベンツCLA250シュポルト 4マティック シューティングブレーク(左)とメルセデスベンツCLA250 4マティック(右)。どちらもリアスタイルが特徴的だ。

スタイリッシュでとくに人気の高いCLA

一方、Aクラスに少し遅れて登場したCLAクーペはいまだにマイナーチェンジを実施していないので、最新のAクラスとではエンジンのパワーや装備に若干の差が生じている。いずれは仕様の統一が図られるはずだが、CLAの購入を考えているなら頭の中に入れておきたいポイントだ。その辺を踏まえながら4台を紹介しよう。(続きは、Motor Magazine 8月号にて)

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