ボルボのクリーンディーゼル車を8カ月間長期テスト(2カ月目)

(Motor Magazine2015年11月号)

画像: 2015年9月の走行距離=1207km。1カ月の平均燃費リッター13.5km。この号の校了日、つまり最終的に印刷所に原稿を入れる日は、世の中がシルバーウイークで大型連休となっているその最終日である。つまり、このコーナーもその日に1カ月の走行データを締めるのだが、あいにく編集部のいつも使っているガソリンスタンドがこの時期に連休中だったためいつもとは違うセルフスタンドで給油して今月を締めた。それにしてもD4になって燃費がよくなったためガソリンスタンドに立ち寄る機会がかなり減っている。

2015年9月の走行距離=1207km。1カ月の平均燃費リッター13.5km。この号の校了日、つまり最終的に印刷所に原稿を入れる日は、世の中がシルバーウイークで大型連休となっているその最終日である。つまり、このコーナーもその日に1カ月の走行データを締めるのだが、あいにく編集部のいつも使っているガソリンスタンドがこの時期に連休中だったためいつもとは違うセルフスタンドで給油して今月を締めた。それにしてもD4になって燃費がよくなったためガソリンスタンドに立ち寄る機会がかなり減っている。

1カ月の給油回数が減った

2カ月目に入ったXC60 D4 SE。乗れば乗るほど発見することが多い。たとえば、都内のようなストップ&ゴーの多い場所ではどのような走行パターンが好燃費を出せるか、どのような状態だとアイドリングストップが作動しなくなるのか、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール=交通の流れに合わせて、加速や走行、減速、停止までを自動的にコントロールする装備。ボルボの場合は全車速で追従機能があり、さらに設定した速度と車間距離を自動的にキープする機能が付いている)を1km/h刻みで設定するにはどうしたらいいのか、などである。

画像: ボルボ車に乗るならやはり本革は積極的に選びたい。レザーパッケージ(360,000円)は、本革シート、フロントシートヒーター、12セグ地上デジタルTVがセットになる。

ボルボ車に乗るならやはり本革は積極的に選びたい。レザーパッケージ(360,000円)は、本革シート、フロントシートヒーター、12セグ地上デジタルTVがセットになる。

使える音声コントロール機能

さらに音声コントロールは奥が深く、「交通情報」や「渋滞情報」と発声するだけですぐに必要な情報を呼び出せるのである。最近ではとりあえず、「近くのコンビニ」とか「ガソリンスタンド」としゃべっている。

ところで上にも書いたが、D4になって確実にガソリンスタンドに行く機会が減った。走行距離は2カ月ともに1000kmを超えているのだが、その間、下手をすれば担当者は1度も給油しないこともあり得るのである。ちなみに今月の給油量は89.3リットル。XC60の燃料タンク容量が70リッターあるので、1カ月間に2回しか給油していない。

今月の平均燃費はリッター13.5km。つまり900km以上満タンで走れる計算なので、1カ月の走行距離がそれ以下だと、走行データを締める校了日まで給油しないということも今後はありうるということだ。もちろん給油が少ないというのは燃費がいいので悪いことはないがここでひとつ問題が生じた。それはボディの水垢汚れだ。

画像1: 給油後に航続可能距離を確認すると900km近いことも珍しくない。それだけ給油の回数も減って楽だが……。

給油後に航続可能距離を確認すると900km近いことも珍しくない。それだけ給油の回数も減って楽だが……。

なかなか洗車できない

ボディカラーのクリスタルホワイトパールは水垢汚れが目立つのだ。メインカットの撮影時もそうだったが、今年の9月は、雨が多く降り、洗車のタイミングがなかなか掴めないでいた。晴れていても担当者が他の取材で不在だったりと不運は重なっていたのだ。

画像2: 給油後に航続可能距離を確認すると900km近いことも珍しくない。それだけ給油の回数も減って楽だが……。

給油後に航続可能距離を確認すると900km近いことも珍しくない。それだけ給油の回数も減って楽だが……。

それなら給油時に洗おうと考えていたが、たとえば今月の給油回数は2回でそのうち1回は担当者ではなかったり走行データを締める最終日も給油は深夜、という状態ではそうそう綺麗にしてあげる機会もないというわけだ。

つまり給油の回数が以前より減ったのは楽な反面、洗車のチャンスも少なくなるということである。それならそれで給油時に洗車すればいいだけの話なのだが……、せめて担当者が給油するときは必ず洗車することにしよう。

改善してほしいところもある

あらゆる面でとても気に入っているXC60MM号だがひとつだけ不満がある。それは地図の縮尺変更時の反応の遅さである。ダイヤルを回して縮尺を変更するのだが、すぐに反応しないため、逆に回したり、さらに逆に回したりを何度かしてしまい、なかなか一発で希望の縮尺に到達しないのだ。

このあたりはぜひ改善してほしいポイントなのだが、実はそれも音声コントロールを使えば即解決できたりするのである。そのあたりは次号以降に報告したい。(文:千葉知充/写真:永元秀和)

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