この日曜日に行われた世界スーパーバイク選手権=SBK第6戦、マレーシア・セパンのレース2は、雨によりフルウェットというコンディションでした。

10年ぶりの世界選手権での優勝! おめでとう、のひと言ですね!

スタートは前日レース1のウィナー、トム・サイクス(カワサキ)がホールショットを決めましたが、ペースは上がらずズルズルと後退。首位に立ったのは、今年からSBKに参戦するニッキー・ヘイデン(ホンダ)。ジョナサン・レイ(カワサキ)、チャズ・デイビス(ドゥカティ)がその後を追います。

画像: 今回、その走りが光ったダビデ・ジュリアーノ(#34・ドゥカティ)。チームメイトのデイビス(#7)、ランキング首位のレイ(カワサキ)を従えて雨の中を激走! photos.worldsbk.com

今回、その走りが光ったダビデ・ジュリアーノ(#34・ドゥカティ)。チームメイトのデイビス(#7)、ランキング首位のレイ(カワサキ)を従えて雨の中を激走!

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途中、レイ、デイビス、ジュリアーノの2位争いが盛り上がりましたが、この3どもえを抜け出したのはジュリアーノでした。その後ジュリアーノはヘイデンに迫りますが、ヘイデンが首位を守りきりSBKの初優勝を見事記録しました!

ジュリアーノに次ぐ3位はレイ。手堅いですね〜。4位はデイビス。5位はスポット参戦のアンソニー・ウェスト(カワサキ)。プライベーターながら、長年GPで活躍した老練さをセパンで発揮しました。6位はヘイデンのチームメイト、マイケル・ファン・デル・マークでした。

MotoGP王者の意地を見せたヘイデン。これからの戦いに期待しましょう。

ヘイデンにとって、この勝利はMotoGP時代の2006年ラグナセカから10年ぶりとなる、FIMの世界選手権ロードレース選手権の優勝となります。ホンダのCBR1000RRは基本設計が古いため、ライバルたちに対しハードウェア的に不利ですが、そのギャップを埋める雨を味方につけてベテランらしい見事な走りを披露しました。

画像: 左からデイビス(ドゥカティ)、ヘイデン(ホンダ)、レイ(カワサキ)・・・の表彰台の面々。 photos.worldsbk.com

左からデイビス(ドゥカティ)、ヘイデン(ホンダ)、レイ(カワサキ)・・・の表彰台の面々。

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この結果、レイとデイビスのポイント差は42点まで開きましたが、全13戦のSBKシリーズのまだ半分も紹介していないのですから、まだまだ先はわかりません(多分、レイとデイビスのタイトル争いかな・・・と予想してますが)。

次戦UKラウンド(ドニントン)は、今月末の27〜29日に開催されます! 目下3強のレイ、デイビス、サイクスの3人にとっては、ホームのレースとなります。熱いバトルを期待しましょう!

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