1980年代から90年代。大型二輪免許を手に入れることが難しかったあの頃。
多くのライダーにとっての憧れの対象は、ヨンヒャクでした。
その中でも、カワサキの空冷4発は、多くのライダーの心をつかみ、その走りと存在感でバイク乗りたちを魅了したのです。”あの頃”の”あのバイク”たちをいまこそ手に入れたい!そう願うリターンライダーたちは多いはずだし、伝説のマシンたちをいま最初の一台に選ぼうと考える若いライダーもまた多いはず。いま買える、人気のヨンヒャクたちの中からピックアップした四台をご紹介しましょう。

Mr.Bike BG 2016年 3月号「”青春”を買い戻せ! カワサキ空冷4発 400編」より
撮影●鈴木広一郎 協力● UEMATSU / Bobby

まずは、ロレンスでも圧倒的にファンが多い、Z400FX。

やっぱりカワサキのヨンヒャクと言ったら、フェックスだろ、と考えるあなたなら・・

画像1: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。

どのカラーを選びます??

  • 画像2: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    ファイアクラッカーレッド
  • 画像3: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    ファイアクラッカーレッド2
  • 画像4: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    メタリッククリスタルシルバー
  • 画像5: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    エボニー
  • 画像6: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    ミッドナイトブルー
  • 画像7: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    エボニー(2)
  • 画像8: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    ムーンダストシルバー
  • 画像9: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    ギャラクシーシルバー
  • 画像10: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    グランプリスペシャル
  • 画像11: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    ブラック&レッド
  • 画像12: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    ファイアクラッカーレッド
    20
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  • 画像13: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    ファイアクラッカーレッド2
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  • 画像14: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    メタリッククリスタルシルバー
    4
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  • 画像15: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    エボニー
    6
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  • 画像16: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    ミッドナイトブルー
    21
    264
  • 画像17: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    エボニー(2)
    15
    190
  • 画像18: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    ムーンダストシルバー
    4
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  • 画像19: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    ギャラクシーシルバー
    6
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  • 画像20: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    グランプリスペシャル
    8
    98
  • 画像21: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。
    ブラック&レッド
    8
    103

1979 Z400FX SPECIFICATIONS
●エンジン型式:空冷4ストローク4気筒DOHC2バルブ
● 総排気量(ボア×ストロ ーク):399.0cc(52.0×47.0mm)
● 最高出力:43.0PS/9500rpm
● 最大トル ク:3.5kg-m/7500rpm
● ミッション:6速リターン
● 全長×全幅×全高:2100× 785×1125mm
● ホイールベース:1380mm
● シート高:805mm●キャスター /トレール:26°00′/98mm
●タイヤ前・後:3.25-19・3.75-18
●燃料タンク容 量:15リッター
●乾燥重量:189kg
●発売当時価格:38万5000円 (撮影車である 2型のE2は39万8千円)

次は、Z400GP

デビューしたばかりの1982年のスズカ4時間耐久ロードレースで優勝を飾ったほどの名車Z400GP。
しかし83年には後継車であるGPz400Fにポジションを譲り、実に短命でした。

画像22: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。

では、最終的な販売台数、どのくらいか分かります??

  • 累計 約1.9万台
  • 累計 約6万台
  • 累計 約15万台
  • 累計 約100万台
  • 累計 約1.9万台
    47
    539
  • 累計 約6万台
    29
    331
  • 累計 約15万台
    17
    188
  • 累計 約100万台
    7
    78

正解は、1.9万台でした。販売台数が少ないので、カワサキ空冷4発ヨンヒャクでは、貴重さからいえばナンバーワンと言えるバイクです。程度がいい車両があったら、ぜひ買うことをお勧めします。

1982 Z400GP SPECIFICATIONS
●エンジン型式:空冷4ストローク4気筒DOHC2バルブ
● 総排気量(ボア×ストロ ーク):399.0cc(52.0×47.0mm)
● 最高出力:48.0PS/10500rpm
● 最大トル ク:3.5kg-m/8500rpm
● ミッション:6速リターン
● 全長×全幅×全高:2170× 750×1095mm
● ホイールベース:1445mm
● シート高:780mm
●キャスター /トレール:27°30′/105mm
●タイヤ前・後:90/90-19・110/90-18
●燃料タン ク容量:18.0l
●乾燥重量:179kg
●発売当時価格:47万8000円

Z400GPの後継車 GPz400F

画像: Z400GPの後継車 GPz400F

よりパワフルなヨンヒャクマルチを!という市場の声に応じて生まれたのがこれ。

では、高性能を求める声に答えたカワサキが選んだエンジンとは?

  • 水冷DOHC4バルブ
  • 空冷DOHC2バルブ
  • 空冷DOHC4バルブ
  • 水冷DOHC4バルブ
    24
    330
  • 空冷DOHC2バルブ
    37
    510
  • 空冷DOHC4バルブ
    39
    539

なんと空冷のまま、しかも2バルブという、当時でさえ古臭いと思われるパッケージを敢えて選んだカワサキ。それでも他社と比べても遜色ない、素晴らしい性能を示した名車です。輸出用には550ccモデルもありました。

1984 GPz550 / 1983 GPz400 SPECIFICATIONS
●エンジン型式:空冷4ストローク4気筒DOHC2バルブ
● 総排気量(ボア×ストロ ーク): 553.0cc(58.0×52.4mm)〈399.0cc(55.0×42.0mm)〉
● 最高出力: 58.0〈51.0〉PS/9000〈11500〉rpm
●最大トルク:-〈-3.5kg-m/9500rpm〉
● ミッション:6速リターン
● 全長×全幅×全高:〈2165×720×1255mm〉
● ホイールベース:〈1445mm〉
● シート高:〈770mm〉
●キャスター/トレール:〈26° 30′/99mm〉
●タイヤ前・後:100/90-18・120/80-18〈110/90-18〉
●燃料タ ンク容量:18.0l
●乾燥重量:〈178kg〉
●発売当時価格:〈51万5000円〉 ※〈 〉 内はGPz400の数値

ゼファーと聞いただけで熱くなる

最後は、ネイキッドブームを呼び起こした名車ゼファーです。

1989年に登場し、最終モデルとしては2008年まで生き延びた大ベストセラー、ゼファー。

画像23: あの頃のカワサキ空冷4発ヨンヒャクが欲しい!名車4台をピックアップ。

実は1996年に、それまでの空冷2バルブから4バルブ化され、車名がゼファーχと変わりましたが、これ一体なんと読むでしょう?

  • ゼファーχ(エックス)
  • ゼファーχ(カイ)
  • ゼファーχ(インフィニ)
  • ゼファーχ(クロス)
  • ゼファーχ(エックス)
    6
    92
  • ゼファーχ(カイ)
    88
    1435
  • ゼファーχ(インフィニ)
    3
    42
  • ゼファーχ(クロス)
    3
    56

ま、簡単でしたね。
トーマス的には、やっぱ2バルブのオリジナルC1が欲しいかな。

1989 ZEPHYR SPECIFICATIONS
●エンジン型式:空冷4ストローク4気筒DOHC2バルブ
● 総排気量(ボア×ストロー ク):399.0cc(55.0× 42.0mm)
● 最高出力:46.0PS/11000rpm
● 最大トルク: 3.1kg-m/10500rpm
● ミッション:6速リターン
● 全長×全幅×全高:2100×755× 1095mm
● ホイールベース:1440mm
● シート高:770mm
●キャスター/トレー ル:27°00′/104mm
●タイヤ前・後:110/80-17・140/70-18
●燃料タンク容量: 15.0l
●乾燥重量:177kg
●発売当時価格:52万9000円

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