ドゥーハンが太鼓判？ ロレンソはドゥカティで王者になれるか？

TUTTOMOTORIWEB.COMの記事で、1990年代後半に世界ロードレースGP500ccクラスを5回制覇したミック・ドゥーハンが、昨年度MotoGP王者であるホルヘ・ロレンソの来季のドゥカティへの移籍についてコメントしたことが紹介されていました。

さて、ドゥーハンの予想は、慧眼となるのかどうか？

ヘレスでのスペインGPを前にして、別件のドイツ・ベルリンのイベントに参加しているドゥーハンは、そのプレス・ブリーフィングで彼の意見を披露しました。「私はロレンソの選択を理解しているよ。なぜならヤマハはヴァレンティーノ・ロッシと契約したのだから、ロレンソにはあまり選択の余地はなかった。ロレンソは非常に優れた才能の持ち主だ。速さと計算高さを兼ね備えている。数年前なら、多くの人はロレンソの選択をクレイジーだと評しただろう。しかしここ数ヶ月の状況から判断するに、ドゥカティのMotoGPマシンは非常に良い。ロレンソが来年のチャンピオンになることは、不可能ではないかもしれないよ」

いちMotoGPファンとしては、純粋にロレンソの挑戦を見守りたいですね。

さらにドゥーハンは、話をさかのぼって昨年のセパンでの「事件」についても意見を述べています。「昨年のセパンで何が起こったのか・・・本当のこと、正確なことは、私たちは知ることができません。（マルク）マルケスを脅迫するようなファンがいることは、本当に残念ですが・・・。モータースポーツの世界では、このようなことが再び起こる可能性は否定できませんが、このようなことが再び起こらないことを願ってやみません」

まぁ、昨年のセパンの件についてのコメントは、優等生的？な当たり障りのない話ですけど（笑）、来年ドゥカティを駆ることになったロレンソが、チャンピオンになる可能性は十分あるとドゥーハンが見ているのは非常に興味深いですね。

ひとまず、今年がヤマハでのラストシーズンとなったことが決まったロレンソが、今週末のGPでどのような走りを披露するのか、非常に楽しみです！