現代のMVアグスタはF4がデビューして以来、他メーカーには真似ができない特別ゴージャスなスペシャルモデルだけをラインナップしてきたはずである。そのMVがツーリングモデルを出してきたなんて、これは中野真矢的に事件だ!
「イタリアの宝石」が放つ 旅バイクってどうなんだ? (GOGGLE@モーターマガジン社)
元GPライダーである中野真矢がカッコイイと思う基準は「速い、軽 い、目立つ!」の三拍子に「自分だけの特別感」というものが加わる。
中野の場合、運動性の高いスポー ツバイクはメーカー問わず何でも大好きだが、ハイエンド系イタリアンなMVアグスタだけは、少し特別な感情で接しているのだ。だから、愛車のひとつとして、中野真矢はMVアグスタも所有している。
そんな、MVアグスタに特別な思い入れがある中野真矢さんですら予想していなかった、アグスタのツーリングモデル。世の中のアグスタファン全てを驚かせたそのモデルはいったいどんな乗り心地なのでしょうか?
エンジン特性もサスセッティングも穏やかな方向性なのに、スパルタンな走りもOKという個性的なモデル。シチュエーションを選ばない汎用性は、どのメーカーのツアラーにも似ていない。ピュアスポーツなのにロングツーリングができる、唯一の存在かも?
やはり、アグスタといえば、スパルタンな走りができないと物足りないと感じてしまう。そんなアグスタらしさをキチンと持っているさすがのモデル。
「まずストラダーレ800ですね。 やっぱりMVらしくやんちゃですよ。 でも、マップをカスタムして自分流に楽しめるから面白いですね。
すでに発表されているリヴァーレ800をベースに、伸縮性のあるアッパーカウルやオプション装着できるサイドバッグなど、ツアラ ーとしての特性を強めたのがストラダーレ800。ツーリング中もスポーツマインドを失わないまま、熱い走りが楽しめる。
やはり、アグスタと言えばスポーツマインド!熱い走りが楽しめると聞くと何だか安心するのは私だけじゃないはず!
ツーリズモヴェローチェは、比べるとずいぶん優しいけれど、その乗りやすさのおかげでガンガン開けていけます。
2台ともMVらしさをキチンと残した個性的なツーリングモデルという楽しみな仕上がり!是非1度乗ってみて欲しい。