人間が闘う地球最速のスポーツ!それがmotoGP

むきだしの体でオートバイに乗り、300km /hを越えるスピードのまま1本のラインを奪い合う—— 。モトGPとは、そんなモータースポーツ。
2015年、4輪レースの最高峰であるF1のトップスピードが約340km /hだと言われる中、モトGPマシンは15年開幕戦カタールGPで、ホンダRC213Vを駆るマルク・マルケスが、350km /hをマークした。これこそ、モトGPが「地球最速のスポー ツ」と呼ばれるゆえんだ。

画像: #93 マルク・マルケス www.motormagazine.co.jp

#93 マルク・マルケス

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トップスピードはF1を上回るGPマシンに剥き出し状態で乗り、マシンをコントロールして最速を競うmotoGP。マシンの戦闘力や仕上がり、 タイヤとのマッチング、燃費やエンジン走行距離管理だけではなく、ライダー同士の少しのミスも許されない攻防戦が合わさった運だけでも、テクニックだけでも、マシン性能だけでも勝てない、地球最速の乗り物 を、人間臭いレーシングライダーたちがコントロールする戦いなのだ。

画像1: (Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp

(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)

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GPマシンが4ストロークエンジンで行われる「モトGP」期となって15年目となる2016年シーズン。これまでも排気量やエンジン使用基数、ガソリン使用量などの車両規定が変更されてきたが、16年シーズンはその中でもかなり大きな変更が加えられる。
ひとつは、現代のモトGPマシンになくてはならない、電子制御を司るECU(エンジン・コントロール・ユニット)が、共通ソフトとなることだ。

GPマシンの電子制御は、直線では車体がリフトすることを防ぎ、コーナーではフロントを押したり、リアをスピンさせることを防いでいる。エンジンブレーキやトラクションコントロー ルなどは、周回数やコーナーに応じて効き具合をコントロールするような機能さえ当たり前に付いている。その電子制御が統一されるという事は、今まで各メーカーが競って開発し、独自の最先端技術を装着していたものが、共通となるので、レースの結果が各メーカーの電子制御技術に左右されなくなる。同時に、今までのような最先の端電子制御ではなくなる為、今まで各マシンに付いていた電子制御技術より性能が悪い可能性が大きいため、ライダーの技術が露呈する結果となる。

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もうひとつの大きな変更が、タイヤメーカーがブリヂストンからミシュランに変更されること。タイヤサイズも16.5インチから17インチに変更され、物理的にはグリップ性能も摩耗特性も大きく変わることになる。
モータースポーツ、特にオートバイレースにおけるタイヤの重要度は、いわずもがな。エンジンや車体といったマシンの良し悪しの判断基準はすべてタイヤを通じて感じられるものだし、事実モトGP期どころか、レースの歴史上、タイヤの良し悪しやチョイスが勝敗を決する大きな要因となってきたのは誰でも知っていることだ。

市販のオートバイですら、タイヤ銘柄を替えると走行フィーリングが変わる。バイクについては全くの初心者であっても感じる事が出来るほど重要なタイヤ。そのタイヤがメーカーごと変更されるというのだ。そんな最大の変更点とも言える、ブリヂストンからミシュランへの変更。事前のテストでは、昨年と同等の ラップタイムをマークしたというこの新しいタイヤは、各ライダーの走りにどのように影響してくるのでしょうか。

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そして統一化されたECU。その2つを制したチームのみが勝てるというこの混乱の中開幕した、motoGP2016。結果は誰にも想像が付かない程の変更点に、もしかしたら、今まで全くトップ争いに出てこなかったライダーがトップ争いに食い込んでくるかも!?と言いたいところでしたが、開幕戦のカタールでは、前年度王者のJ.ロレンソ(YAMAHA)が速かった!!!開幕戦の結果は、1位J.ロレンソ(YAMAHA)・2位A.ドビツィオーゾ(DUCATI)・3位M.マルケス(HONDA)・4位V.ロッシ(YAMAHA)と、昨年までのトップライダー達が名前を連ねましたが、まだまだ開幕したばかり!2016年度の変更点も踏まえて、これからの動向に注目していきたい。

ECUが主催者供給の統一ソフトウエアとなり、ブリヂストンからミシュランに使用タイヤ銘柄が変更される2016年シーズ ン。さらに出場車両規定も一本化され、ファクトリー/オープンカテゴリーといったクラス分けもなくなり、ガソリン使用量も22Lに統一(これまではファクトリーが20L/オープンが24L)される。エンジン使用基数は、 ホンダ/ヤマハが5基、ドゥカティ/スズキ/アプリリアが12基使用OK だったものが、7基使用を基本に、未勝利メーカーは12基のまま。マシン最低重量は1kg減の157kgとなる。

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