２ストロークマシン、今年のマン島TTにチャレンジ!?

マン島TTのオフィシャルサイトによると、今年のマン島TTに２ストロークマシンが、セニアクラスに参戦するらしいです。

マシンは、スッターの２ストローク４気筒576cc！

参戦するマシンは、スイスのスッター・レーシングのスッターMMX500。水冷２ストロークV4で576ccのMMX500は昨年の秋に登場したレーシングモデルで、99台限定で120,000スイスフラン (英ポンドで£85,000、米ドルで$125,000, ユーロで€109,000、円で約¥13,930,018)というプライスタグが設定されています。

スッター・レーシング代表のエスキル・スッターのコメントによると、彼の作品であるMMX500は、マン島TT最高峰クラスの主流の４ストローク・スーパーバイク・・・カワサキZX-10、ホンダCBR1000RR、BMW S1000RRにも対抗することが可能と考えているようです。

195psの出力で車重127kg！という、非常に優れたパワーウェイトレシオが、スッターMMX500の武器です。ただし、乗りやすさの点では、４ストローク1000ccのスーパーバイクに軍配が上がるでしょう。ともあれ、どのような戦いが演じられるのかは、興味がつきません。

現在、ふたりの有力ライダーと交渉中とのこと。誰が乗ることになるのか？

高低差に富んだ約60kmのマン島TTマウンテンコースを６周するセニアTTですが、ご存知のとおりマン島TTは200以上のコーナーをすべて把握するのが当たり前レベルの、経験を積んだライダーでないと勝てないレースです。そこでスッター・レーシングは、過去にマン島TTに優勝した経験のある有力ライダー２名と交渉中とのことです。

マン島TT本番まではまだ時間がありますが、このスッター・レーシングのプロジェクトがどうなるか、ワクワクしてしまいます。続報が入り次第、改めてご報告したいと思います。