オートバイも車と違って、排気量別に免許区分が明確に設定されているわけですが、バイクそのものの階級に、最近変化が出ているってこと、気づいちゃったんです。
ナナハンという言葉にすでに神通力はなし。
日本のオートバイ免許は、
1)原付免許
2)小型限定普通二輪免許
3)AT小型限定普通二輪免許
4)普通二輪免許
5)AT限定普通二輪免許
6)大型二輪免許
7)AT限定大型二輪免許
の7種類。
排気量別に書くと、
・50ccまで(原付乗れるね)
・51cc - 125ccまで(高速道路はダメだね)
・400ccまで(いわゆる中免ね)
・排気量の限界なし(大型二輪免許。なんでも乗れるね)
の4種類。
ボクシング風に言えば、
超軽量級(まあフライ級ってとこかな)は50ccまでの原付、軽量級が125ccまでの小型二輪、400ccまでの中量級、それ以上は大型車で重量級、って感じだったはず。
な、なのに!!
最近 750cc=ナナハンって、中量級もしくは軽重量級扱いなんですよ。気づいてました??
まあ、確かにナナハンに対してリッターバイクという言い方、ちょっと特別扱いされてはいたし、それに1000ccどこじゃなくて1400ccとか1600ccといった大排気量車がどんどんリリースされてますからね。
でも、ナナハンって言葉に憧れたバイク乗り、多いですよね??
ナナハンって聞くと、背筋ビッと伸びますよね??
4大メーカーのラインナップを見てみると・・
でも本当、最近はナナハンって死語。では、各メーカーは、実際のところ、どうナナハンを扱っているんでしょうか。
まず、Z2(750cc)で国内最強伝説を打ち立てたはずのカワサキ。
はい、751cc以上と未満で、階級をすっぱり分けてくださってますね。
次は世界のHONDA。
書き方は違いますが、区分はほぼ同じ。原付一種(50cc以下)と二種(50-125cc)を細かく分けてますね。フライ級とスーパーフライ級って感じ?
2015年絶好調だったYAMAHAは男らしいw
400ccまでと、それ以上、と2階級制を提案。いやぁ、男らしい。
SUZUKIは、従来通りの保守的な提案。
この区分が一番わかりやすいですよね、免許区分通りなんだから。401cc以上は全部大型車、ヘビー級ってことでいいじゃないですかぁ。ね?
オートバイの新階級を考える。ミドル級でいいじゃないか、ナナハン
こうみると、ボクシング風に分けてみると、
・ヘビー級
1000cc以上。
・ライトヘビー級
751 - 999cc
・ミドル級
401 - 750cc
・ウェルター級
251 - 400cc
・ライト級
126 - 250cc
・フェザー級
51 - 125cc
・フライ級
50ccまで
って感じでしょうか???
かつてオートバイ乗りの憧れ、聖域だったナナハン(750cc)の威厳はすでになし・・?ミドル級くらいの存在感になったってことですかね。
でもですね、2015年一番稼いだアスリートはボクサーのメイウェザー。彼はスーパーウェルター級で、いわゆる中量級。また、今人気急上昇のチャンピオン ゴロフキンも、我らの村田諒太もミドル級。つまり、時代は中量級ってこと。スピードとパワーがバランスして、一番美味しい階級ってことですよ。
日本で生まれた(国内排気量上限の自主規制の徒花だとしても)750cc、ナナハンという伝統ある階級を、ロレンスではこれからも評価していきたいなあ。ビバ!ナナハン!
実はリッターバイク乗りのトーマスなんですけどねw