【BMW S1000XR】よくわかるABS！と、マシンの魅力。

S1000XRには、クラッチの操作やスロットルを戻す動作をすることなく、左足でシフトレバーを動かすだけで変速できる、シフトアシストProを装備しています。
そしてさらに、コーナーでのブレーキングにおいてより高い安全性を提供する、ABS Proという新機構も標準装備となっています。例えばコーナリング中に何かが横から急に飛び出してきて、フロントブレーキのレバーをぐっと握ったとします。握った瞬間に前輪がロックして滑ったり、ABSが装備されていれば「ガッ、ガッ、ガッ…」とロックしないように作動したりするわけです。
コーナーリング中のブレーキングでいちばん重要なのは、ブレーキング時にフロントタイアを支点にして車両が起き上がってしまうことなのです。車両が起き上がってしまうと、そのままバランスを失うことになってしまい、ライダーは体重移動もできなくなってしまいます。
このABS Proを簡単に説明すると、ブレーキレバーをぐっと握った瞬間に、フロントブレーキに圧力を制御できるようになっています。それにより、コーナリング中の急なブレーキ操作の際にも、思いがけない車両の立ち上がりを防ぐことができるのです。
S1000XRは、ライディングモードProも標準装備となっているので、このABS Proとも連動しており、「Rain」「Road」「Dynamic」といったモードによって作動するタイミング等が変化します。