モーターサイクルレーシングのいろいろな情報を紹介しているユニークなサイト、todo circuitoに面白い推測記事が載っていました。来年のことを言えば鬼が笑う・・・という言葉がありますけど、鬼が爆笑?してしまう2017年に、ホンダが新たにV型4気筒のスーパースポーツを投入するのでは・・・と予想する内容です。
価格は超高額モデルのホンダRC213V-Sの1/4、もしくはそれ以下?
RC213V-Sはレギュレーション的にSBK(世界スーパーバイク選手権)に適合しないので、ホンダは2008年登場の現行CBR1000RRファイアーブレードで、BMW S1000RR、ドゥカティ・パニガーレR、ヤマハYZF-R1、 カワサキZX-10R、そしてアプリリアRSV4 RR・・・などの強力なライバル勢と2016年度のSBK戦わないといけません。そして再来年の2017年度はこの中に、新型GSX-R1000も加わることが決まっております。
そこでホンダは、さすがにそろそろ新しい公道用リッタークラスのスーパースポーツを投入するであろう・・・というのが予想記事の推察の根拠です。todo circuitoは新型V4スーパースポーツRVF1000を、RCV213V-Sのおよそ1/4の価格の5万ユーロ(約6,648,800円)と予想。一方、英国の一流誌であるMCNは、2万5,000英ポンド(約4,588,300円)あたり・・・と予想しています。
"3つのプロジェクト"の行方に注目しましょう!
MCNは、先のEICMA(ミラノショー)で、鈴木哲夫HRC社長のインタビューから、ホンダは今3つのプロジェクトがある・・・という言質を引き出しています。MCNの予想では、CBR1000RRは今までのCBRを引き継ぎながら、モトGPだけでなくSBKでも重要になっている「電子制御」の領域に、アップデートの重きが置かれるだろう・・・そして、従来のCBRが受け継いできた伝統である、万人に扱いやすい良質な公道用モデルというキャラクターは墨守するだろう・・・と記しています。
全ては2017年間近にならないとわからないですが、2017年に新型CBR1000RRと、ブランニューのV4モデルであるRVF1000が登場した場合、SBKの活動はかつてのRVF/RC45以来のV4モデルに託すのか・・・。また3つのプロジェクトの全貌が、2016年の間に明らかになることはあるのか・・・。あまり先の話ばかりしていると、鬼が笑いすぎて、鬼のへそで茶が湧いてしまいます?ので、これくらいにしておきましょう。
ほとんどの人が、購入を検討することすら不可能な超高額モデルとしてホンダRC213V-Sが登場することが判明した時、多くのホンダファンがガッカリしたことは記憶に新しいです。今度は、お仕事に頑張れば庶民でもなんとか手が届く範囲の価格帯で、新型V4が登場してくれることを期待しましょう!