YAMAHAと言えば、楽器?れとも乗り物?YAMAHAにはヤマハ株式会社とヤマハ発動機株式会社の2つのグループ会社があります。
ヤマハ株式会社
当社は創業以来、「音・音楽」を中心とした多様な製品・サービスをご提供し、音楽・教育・文化に関連する幅広いニーズにお応えすることにより、さまざまな場面で“感動”が生まれるお手伝いをしてまいりました。
ヤマハ発動機株式会社
ヤマハ発動機は、二輪車の開発を起点とする小型エンジン技術、ボートの船体製造を起点とするFRP加工技術をコア・テクノロジーとし、さらに制御技術やコンポーネント技術を発展させながら、半世紀にわたって事業の多軸化とグローバル化に取り組んできました。
小型エンジン技術はやがてマリンエンジンやRV、パワープロダクツ事業といった新たな軸を生み出し、またFRP加工技術はプール事業をはじめ、各種パーソナルビークルの外装品などに発展しています。
楽器・音楽のヤマハ株式会社と発動機・乗り物のヤマハ発動機株式会社。そんな各業界で日本を代表する企業YAMAHAの2つのデザイン部門が1つのテーマを共同でデザインするプロジェクトがスタート!それが 「&Y(アンディ)」 なのです。
音を奏でる電動アシスト車いす
デザインイメージは、波間を思いのままに駆け抜ける白いヨット。
真っ白な「JWスウィング」は、そのアシスト機能により、まるで誰かに背中を押されているように軽く滑らかに移動し、思わずハミングしたくなるような高揚感を実現します。本体の両側には、パフォーマーの表現を拡張する薄型のパーカッションを搭載し、ドラムの胴のようなバッテリーカバーと相まって、楽器に乗るという新しい体験を生み出しています。ヨットの帆をイメージした「TLFスピーカー」と合わせたシルエットは♪(8分音符)のようにも見え、思いのままにパフォーマンスすることの楽しさを表しています。
音楽を奏でる電動アシスト車椅子。「&Y01(アンディゼロワン)」楽器や音響機器のデザインとモーターサイクルなどモビリティのデザインが融合した、YAMAHAにしかできない新しい発想の車いすではないでしょうか?
「&Y01」が実際に動いている動画をご覧ください。
「&Y01」は「NPO法人SLOW LABEL(スローレーベル)」によるプロジェクト「SLOW MOVEMENT -The Eternal Symphony-」で、ダンスパフォーマンスにも使われたそうです。
動きがかなりスムーズで、シンプルで美しいデザインがダンスパフォーマンスの一部になっています。
先日ロレンスでもご紹介した、超福祉展にも展示されていた「&Y01」。
まだ、コンセプトモデルの段階ですが、いつか製品化されて、YAMAHAが提唱する「思いのままにパフォーマンスできる楽しさ」がもっともっと広がればもっともっと楽しい世界が待っているのではないでしょうか。とても楽しみです。