【1/100の映画評】諦めない、折れない心が世界を救う。『トゥモローランド』

好奇心旺盛な少女ケイシーが巡り合った不思議な世界

明るく前向きで聡明な少女ケイシー。
あるとき彼女は不思議な力を持つ、 古いピンバッチ を手に入れる。ピンバッチに触れると、未来なのか空想の産物なのかわからない、不思議な世界が見えるのだ。

地球を救うため、集結した三人の冒険者たち

ケイシーはバッジが見せた不思議な世界に魅入られるが、すぐに不思議な連中に命を狙われ始める。連中は、ロボットで、何かの目的のために行動していた。

危うく殺されそうなところを救ったのは不思議な少女、アテナ。そして彼女もまたロボットだった。
アテナはケイシーを、孤独で偏屈な発明家フランク・ウォーカーに引き合わせる。

そして、謎の空間トゥモローランドを目指して、ケイシー、フランク、アテナの冒険が始まった・・。

トゥモローランドはユートピアか？

本作は非常に多くの示唆を我々に与えてくれる。

アテナとフランクは、ケイシーを”特別”な存在と信じるが、それはケイシーが決して諦めないからだ。トゥモローランドは理想的な世界だったが、人類の終焉を黙って見過ごす傍観者の場所だった。ユートピアはどこかにある不思議な空間ではなく、自らが信ずる場所を”そうさせる”ことだった。ユートピアを夢見る、そう夢見る人（ドリーマー）こそが、ユートピアを作る。
そして、ケイシーと同じように、 決して諦めない人こそが、世界を救う のである。

ディズニー映画『トゥモローランド』公式サイト

ウォルト・ディズニー最大の謎にして最高のプロジェクト　映画『トゥモローランド』

www.disney.co.jp