『仮面ライダー』(かめんライダー)は、1971年(昭和46年)4月3日から1973年(昭和48年)2月10日まで、毎日放送・NET系列で毎週土曜19:30 - 20:00(JST)に全98話が放映された、東映制作の特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称。ー Wikipedia

Amazonのプライムビデオ、活用してますよ、ハイ。
タダで映画や昔のドラマ、アニメが観られるのはとっても嬉しいです(Amazonのプライム会員だけの特典ですけど)。

で、観たのが初代『仮面ライダー』。いまならサイボーグというんでしょうが、仮面ライダー本郷猛は改造人間である!というナレーションが、不気味かつ衝撃的でした。全編通して、怪奇!とか、殺人なんとか、とか、奇怪!など、わりとおどろおどろしいタイトルがつくのも、びっくり。ホラー感覚です。

博士号を目指す秀才でありながら天才ライダー、それが本郷猛

観てください、本郷猛こと藤岡弘さんの爽やかな笑顔!
(彼はスタントも自分でこなしていたらしいですね)

画像1: ©石ノ森章太郎プロ www.amazon.co.jp

©石ノ森章太郎プロ

www.amazon.co.jp

将来を嘱望される優秀な大学生、本郷猛はオートバイレース出場のためのトレーニング中に、悪の組織ショッカーに拉致されます。
そして、世界征服のため、改造されてしまうのです。

画像2: ©石ノ森章太郎プロ www.amazon.co.jp

©石ノ森章太郎プロ

www.amazon.co.jp

しかし、娘を殺すと脅されてやむなく協力していた恩師緑川博士の裏切りによって、間一髪で脳の洗脳手術を逃れてショッカーのアジトから脱出。その途中で緑川博士はショッカーにあえなく殺害されてしまい、本郷は博士の娘に犯人と誤解されてしまう羽目になります。

(というか、ショッカーに本郷を推薦したのは他ならぬ緑川博士であり、ショッカーから自分と娘、そして世界を守るために、本郷を改造人間にするしかないと考えてのことでした)

画像3: ©石ノ森章太郎プロ www.amazon.co.jp

©石ノ森章太郎プロ

www.amazon.co.jp

変身するのにわりと手続きが必要だった一号。

画像: ©石ノ森章太郎プロ

©石ノ森章太郎プロ

本郷は仮面ライダーとなってショッカーと戦うコトを決意します。いつか殺人の汚名を晴らし、世界平和を実現するため、立ち上がるのです。
初代(初期)ライダーが他のライダーと違うのは、まず、彼が本物のレーサー、オートバイ乗り、ということです。ここが大事。
そして、初期の彼には変身ポーズはなく、高いところから飛び降りたり、バイクで猛スピードで走ることで、腰のベルトの風車が回り、風力をエネルギーにすることで、無限のパワーを得るという、やや面倒なプロセスがないと変身できないということです。

変身ポーズは後付けであり、上述の面倒なことをしなくても簡単に変身できるように改良したというストーリー上の設定は、子供受けに真似しやすい変身ポーズがあったほうがいい、という製作側の判断らしいです。
まあ、そうかもしれません。当時、絶対高いところから飛び降りたり自転車でビュンビュン飛ばして、ライダーごっこした子供、たくさんいたはずですから。ちょっと危ない、ということになったのかもしれませんね。

でも、初代のこういう面倒な設定や、主人公が仮面ライダーと呼ばれるに至るストーリーがほんと大事だと思うんですよ。

今本作を見ると、もちろん特撮も甘いし、ストーリー展開も強引。
もともとウルトラマンの成功に触発されて、子供向けのヒーローシリーズを作ろうとしたテレビ局が、あまり予算を使えない(ウルトラマンみたいにジオラマ用意したり、スペシウム光線みたいなちょっとしたCGぽい特殊効果作ったりできない)ので、ライダーキックのような、ジャンプしてキック、みたいな必殺技につながったともききます。低予算ながら、一生懸命面白いものを作ろうとして努力していたってことです。

そして、なにより、子供達にオートバイってかっこいい、暴走族ではなく、ヒーローの乗り物なんだという刷り込みをしてくれたってことが、初代仮面ライダーの最大の貢献なのかもしれません。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.