従来に増して激しいカーアクションは、いよいよ空中戦へ
事故で他界したポール・ウォーカーの出世作「ワイルド・スピード」シリーズの最新作。
前作で、FBIのホブス(ドウェイン・ジョンソン)とともに、悪党ショウを退治したことによって、過去の犯罪歴を抹消してもらったドミニク(ヴィン・ディーゼル)とブライアン(ポール・ウォーカー)はファミリーと共に、平穏無事な生活に溶け込もうとしていた。
しかし、そこにショウの実兄デッカード(ジェイソン・ステイサム)が現れ、仲間のハンがまず殺られ、ホブスも重傷を負わされる。英国最強の特殊部隊の元軍人デッカードは、ドミニクたちに弟の復讐を誓っているのだ。
セクシーボールドガイ(Sexy Bald Guys)の戦い
デッカードを演じるのは僕の大好きなジェイソン・ステイサム。今世紀を代表するセクシー坊主だ。
そして彼に戦いを挑まれるドミニクもまたセクシーマッチョ坊主。ドミニクと共に戦うホブスも最強プロレスラー ザ・ロックことドウェイン・ジョンソン。やっぱりセクシー坊主格闘家だ。
割って入るイケメンはポール・ウォーカー
実際のところ、ドミニクもそうだし、ポール・ウォーカー演じるブライアン(彼はクランクアップ前に亡くなったので、彼の二人の弟がアシストしてブライアンを演じている)は、平穏な生活に馴染めずに、銃と速い車に囲まれたスリリングな暮らしに戻りたがっていた。
つまり、デッカード・ショウの出現は、悪夢ではあったが、渡に船でもあったのだ。
次回作はポールはどうする??
ドミニクファミリーは、果たしてデッカードを倒してハンの仇をうてるのか。
物語の筋は、まあそういう流れなのだが、正直ほぼそんなことはどうでもよく、激しいカーアクション、銃撃戦、スピードとハイパワーに100%酔えばいい。そういう作品なのだ、ワイルド・スピードシリーズは(笑)。
前述のマッチョ坊主3人のパワー溢れる肉弾戦と、イケメンスターの最後の過激アクション。それがこの映画のすべてであるのだ。
ところでポール・ウォーカーが演じてきたブライアンは、本作中で引退するか死亡するのかと思ったが、実際にはそういう様子はなく、どうやら次回作以降は代役を立てるか、弟二人が引き続き演じていくことになるのか?
それはプロデューサーであるヴィン・ディーゼルの発表を待つほかない。次回作は2017年公開を目指して計画が進んでいるらしい。