以前2013年に、インディアン・モーターサイクルのYouTubeチャンネルに、「The Spirit of Munro」という意味ありげなムービーが公開されたことをご存知の方も多いと思います。
映画「世界最速のインディアン」のトリビュート、みたいな内容でしたが、これは一体どういう意図で作られた映像なのだろう・・・と思った人も多いのでは? 登場する「スピリット・オブ・マンロー」というモデルは、サンダーストローク111エンジンを搭載したストリームライナーで、カリフォルニア州ロングビーチのジェブ・スコルマンが製作した作品です。その名のとおり、マンローの愛機「マンロー・スペシャル」(1920年型スカウトベースのストリームライナー)のトリビュートには違いないのですが・・・。新型エンジンのプロモ以外にも、なんらかの意図があるのでは?
これからの展開が期待されるカスタム・スカウト!
そしてこのたび、新たなカスタムプロジェクトとして、インディアン・モーターサイクルからカスタム・ランドスピード・スカウトが登場しました。1901年からの伝統という絶大なブランド力をアピールするための方法として、このようなヒストリックな雰囲気を帯びたカスタムを、いろいろ用意したわけですね・・・。
手がけたのはスピリット・オブ・モンロー同様ジェブ・スコルマン。贅肉をそぎ落としたような仕上がりが光る作品ですね。そのプロモムービーの最後には、「NEXT STOP: THE INDIAN SCOUT RETURNS TO THE BONNEVILLE SALT FLATS」というメッセージが・・・! ボンネビル・ソルトフラッツでインディアン・スカウトが戻って来る・・・一体何が行われるのか、楽しみにしたいです。
また余談ではありますが、CYCLE NEWSの伝えるところでは、2016年遅くか2017年の早い時期に、AMAのプロ・フラットトラックに参戦する計画を、インディアンは企てているとのこと。ハーレー・ダビッドソンとの、かつてのクラスC時代の宿敵関係を復活させるには時間がかかると思いますけど、いろんなプロジェクトでノリノリなインディアン・モーターサイクルの今後に、目が離せないですね!