横浜横須賀道路を快調に南に向かって走り、横須賀PAでひと休み。このあたりまで来ると、都心より気温が何度か高くなったように感じる。朝まで昨日の大雨が残っていたせいか、あるいは気象庁の梅雨入り宣言がツーリングをためらわせたのか、三浦半島はあまりバイクが走っていない。
今回のツーリングルートで最大の観光地のひとつ、三浦半島の突端にある城ヶ島公園に到着。ここで合流する予定の、ロレンス代表の小川を待ちます。爽快な6月の空の下を、渋滞に巻き込まれることもなく快走してきたので、初ツーリングのアキちゃんもご機嫌です。一方の、長年バイクに乗り続けてきた、コアなバイク乗りといえる男子(オッさんですけどね)は、ツーリングといえばひたすら走るだけという、ハードなツーリングばかりだったので、今回のようなのんびりツーリングは、なかなか新鮮な体験です。
近場のツーリングなので時間はたっぷりある。城ヶ島を観光してみようかとなり歩き始める。こういうのをオトナのツーリングというのでしょうか(笑)ライダーの高齢化のせいなのか、日本全国のお城跡を巡るライダーが増えているという話を聞いたことがあるけど、バイクで走るだけじゃない「何か」があると楽しみが増えるんですね。
源頼朝がしばしば訪れたという歴史のある景勝地・城ヶ島。城ヶ島公園の最奥には、1962年に設置された安房埼灯台が東京湾を見渡している。都心からこんなに近くにあるのに、城ヶ島は初めてです。おそらく何万年も海に洗われたのであろうゴツゴツした岩場は、ライディングブーツではちょっと歩きにくいけど、なかなかのワイルドな風景の中で潮風に吹かれるのは気持ちいい。
ライダーはなぜか先端を目指す習性がある。と、勝手に思っているのだが、岬と灯台にはやはり心ひかれるものがあると思う。大海原を航海する船乗りに、静かに行方の光明をさし続ける灯台。そして陸を走るバイク乗りは何を目指して走り続けるのだろう。などと、陸が海に消えてゆくかのような岬に立つと、そんな感慨もふとわいてくるような。ちなみに宮崎記者のさりげないハンドサインは、ロレンスの「 L サイン」です。流行らないかなぁ(笑)
ブラブラと城ヶ島公園を観光しているうちに、小川社長もサオリ記者をリアシートに乗せて、愛車のZ2で到着していて。ツーリングのメンバーが全員揃ったので、マグロで有名な三崎港に戻って、お待ちかねのランチにしましょうか。
ロレンス編集部で初めてツーリングにいってみた[3]に続きます。