正直これ、ベタすぎるだと言われそうで迷いましたが、やっぱり欲しい。
スーパーカーブームの火付け役『サーキットの狼』(池沢早人師©)で、主人公 風吹裕矢の初代相棒として活躍した車です。
軽量で非力という特徴を存分に使って、テクニックで勝負!という、柔よく剛を制す、といった昔の日本人が好みそうな設定を体現する車でした。
小型軽量で安く買えるスポーツカー
もちろんリアルタイムで知っているわけではないですが、トーマス、Kindleで全巻読みました。
非力だけどハンドリングがいいロータスが、カウンタックなどの大排気量車と互角に戦うなんて、本当はあり得ないと思いますが、それをありえる!と思わせてくれるエキサイティングな漫画です。
とはいえロータスというメーカーはもともと小型のライトウェイトスポーツを得意とするので、そもそもこのロータス・ヨーロッパをスーパーカーと呼ぶべきか?っというところがあります。
なにせ、1600cc 126馬力という、いまならファミリーカーあたりの性能だからであり、この車が現役だった1966年から1975年でも性能的には特筆するべき点がなかったからです。
あくまで、大衆の手に届く気軽なスポーツカーというポジションであり、日本で言えばマツダ・ロードスターといったところだったのですね。
F1レースの名門のDNA
しかし、ロータス・ヨーロッパのスタイリングは独特です。たまに都内でみかけることがありますが、一瞬ギョッとするくらい低く、平たい印象です。
走っている動画がありました。
こうしてみると、ロータスというF1レースの名門中の名門のメーカーが作ったという、ある意味のレースのDNAがこのロータス・ヨーロッパにはやはり見え隠れします。
こちらは、漫画同様にリアウィングをつけたバージョンの動画。
スタイリング的には、運転席の後ろがボコッと膨らんでいるユニークな形状のヨーロッパだけに、リアウィングをつけたほうがしっくりくるように思えます。
中古市場をみてみましょう。
Goo-netさんの情報では、400万円くらいあれば買えそうです。もっともぶん回してなんぼの車ですから、程度がいいのを探すのは難しいのかもしれません。
ちょっと乗り手を選びそうなロータス・ヨーロッパ。
それでも、コクピットに座れば、絶対レーシーな気分に浸れると思います。
うーん。欲しいなあ。