男っぽさと可愛らしさのハイブリッド

トヨタ S800。
通称ヨタハチ。

実はぼくが最初に運転した車なんです。運転といっても、たぶん2メートルも動かしてはいないと思うんですが。
小学5年生のときのことなんですが、母方のおじさんがこのヨタハチを持っていまして、ときどき乗せてくれてたんです。そして、あるとき「運転席に座ってみる?」と言われて、まあ有頂天。
エンジンもかけてくれたんで、うっかりギア入れて動かしてみたんです。もう時効だとお許しくださいm(_ _)m。

その後おじさんはこのクルマを手放してしまい、二度と触れる機会はありませんでした。ううっう・・涙。

トヨタ2000GTを彷彿させるフロントマスク。超コンパクトだけど、絶妙な丸みを帯びたボディ。
可愛らしさとやんちゃさを兼ね備えたいい車でした。当時でさえ、もう旧車であったわけだけど、父親が乗っていたスカイランより、こっちのほうが好きでした。

画像1: 男っぽさと可愛らしさのハイブリッド

画像2: 男っぽさと可愛らしさのハイブリッド

復活希望のミニマムスポーツ

ヨタハチは、その名の通りわずか800cc。いまの軽自動車よりは大きいですが、その辺のスーパーバイクより少ない排気量。45馬力ということは、バイクで言えば400cc程度のパワーです。

でも、英国車に小型軽量のライトスポーツが多くあるように、日本にもこういうクルマ、また復活して欲しいですね。コツコツとカスタムして、自分好みに仕上げていくような。

国内ではどうしても軽自動車というカテゴリーが、ファミリーユースか廉価版のクルマを買うようなイメージ、もしくは商用車という感じになりますが、小排気量でバシッと走るライトスポーツは若者には受けると思うんです。
ホンダS660がある意味そのカテゴリーですが、むしろ思い切って昔と同じ(S500のイメージ)で500ccで出したらよかったのでないかな、とちょっと思ったりします。

トヨタさんも名前だけの焼き直しの86よりも、このヨタハチを復活、なんてプロジェクトをしていただけたらな、とファンとしては思います。

トヨタ・スポーツ800(トヨタ・スポーツはっぴゃく)とは、トヨタ自動車が1965年(昭和40年)から1969年(昭和44年)にかけて製造した小型のスポーツカーである。車体型式はUP15。
超軽量構造と空気抵抗の少なさで、非力ながら優れた性能を発揮したことで知られる。愛好者からは「ヨタハチ」の通称で呼ばれる。
本田技研工業が1963年(昭和38年)から生産した、ホンダ・S500に始まるSシリーズとは好敵手として並び称され、1960年代の日本製小型スポーツカーの秀作として評価が高い。

販売期間 1965年 - 1969年
乗車定員 2名
ボディタイプ 2ドアクーペ/タルガトップ
エンジン 2U型 790cc 空冷水平対向2気筒OHV
最高出力 45ps/5,400rpm
最大トルク 6.8kgm/3,800rpm
変速機 4MT
駆動方式 FR
全長 3,580 mm
全幅 1,465 mm
全高 1,175 mm
ホイールベース 2,000 mm
車両重量 580kg
ブレーキ 前/後ドラム
最高速度 155km/h

中古の出物はどうでしょう。

価格.comさんの情報によると、222~398万円のレンジでタマはあるようですが。
古いクルマだけになかなか手は出しづらいですね。

でも、思い出深いクルマだけに、かなり欲しくなります。
ある意味初恋の相手ですから。

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