画像1: オープンで自由な空気が新しいカスタムバイクショー「BIKE BUILD OFF」

5月3日に鎌倉の七里ケ浜で開催された、デウス・エクス・マキナ主催のカスタムバイクショー「BIKE BUILD OFF」は、すべてが新しい感覚に溢れていた。エントリーした80台以上のカスタムバイクは、プロアマ問わずジャンルも様々で、ビルダーたちがおのおののセンスを注ぎ込んでいることが伝わってくる。これまでのカスタムバイクショーといえば、ともすればバイクショップが高価なパーツをふんだんに取り付けて、どうだぁ〜と言わんばかりのマシンが陳列されてる事が多かったように思う。このBIKE BUILD OFFにはそんなところはみじんも感じられなく、ひとことで言うと商業的な匂いが全くしないのだ。

画像2: オープンで自由な空気が新しいカスタムバイクショー「BIKE BUILD OFF」

パブリックスペースである一般の駐車場を会場としていることもあるが、よくある開会の挨拶のようなアナウンスもなく、誰でも自由に入場できるため、海から上がってきたサーファーたちや、江の電に乗って湘南をブラブラと巡っていたようなカップル、たまたまドライブの休憩で立ち寄った家族連れなど、バイクとは関係なさそうな人々が珍しそうに眺めている姿もよく見られた。

画像3: オープンで自由な空気が新しいカスタムバイクショー「BIKE BUILD OFF」

画像4: オープンで自由な空気が新しいカスタムバイクショー「BIKE BUILD OFF」

画像5: オープンで自由な空気が新しいカスタムバイクショー「BIKE BUILD OFF」

燦々と降り注ぐ初夏を感じさせる日差しの下で、お腹がすいたらフードトラックのハンバーガーやピザをほおばって、思いおもいの時を過ごす。エントラントはもちろん来場者はみなバイク好きだから、何度見ても見飽きる事がないユニークなカスタムバイクに囲まれて、この時を共有していることを心底楽しんでいるようだ。これはまさにBIKE BUILD OFFが掲げている「来たれバイクを愛するすべての仲間達へ」というテーマそのものだ。

画像6: オープンで自由な空気が新しいカスタムバイクショー「BIKE BUILD OFF」

午前11時頃になると審査員の方々が会場に到着して審査が始まった。ここでも何か特別なこともなく、来場者たちに混じって一台一台を熱心に見て歩いていた。今回の審査員として選ばれたのは、俳優で実業家でもある伊勢谷友介さん、バイクの貴重な本を集めた書店「クールビーンズ・クラシックブックス」の白井祐樹さん、カスタムバイクショップ「チェリーズカンパニー」の黒須嘉一郎さん、ラジオパーソナリティのトムセン陽子さん、そしてデウスのクリエイティブディレクターのカービー・タックウェルさんの5名。審査員もユニークな背景をお持ちの方ばかりである。

画像7: オープンで自由な空気が新しいカスタムバイクショー「BIKE BUILD OFF」

画像8: オープンで自由な空気が新しいカスタムバイクショー「BIKE BUILD OFF」

画像9: オープンで自由な空気が新しいカスタムバイクショー「BIKE BUILD OFF」

会場にはショップのブースもいくつか並んでいる。どれもファッショナブルなものばかりで、アパレルブランドが主催しているイベントにふさわしい。メーカーからはドゥカティ スクランブラーとタイヤのメッツラー。ピレリジャパンの加藤さんが誇らしげな「METZELER ME880 Marathon XXL」は、二輪タイヤとしては最大級のカスタム用ワイドタイヤで、なんと300/35VR18という驚きのサイズ。

画像10: オープンで自由な空気が新しいカスタムバイクショー「BIKE BUILD OFF」

画像11: オープンで自由な空気が新しいカスタムバイクショー「BIKE BUILD OFF」

BIKE BUILD OFFはなんとも自由な雰囲気で、いい意味でゆる〜い空気が漂っていた。この感覚は世界でムーブメントとなっている、カスタムカルチャーに共通したものがあるのだと思う。カスタムバイクはメカと向き合うハードウエアももちろん重要だけど、その背景となるビルダーやカスタムバイクファンたちのセンスが、ファッションやあるいは生き方までも含めて、形作っているのだと感じさせられるイベントだった。

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