3戦連続表彰台をゲットしているドゥカティ
伝説の男、ロッシの大活躍で、現在ライダーランキング、コンストラクター(メーカー)ランキング、チームランキングの三冠王を走るヤマハ。
しかし、その後ろをヒタヒタと迫るのがドゥカティです。
全てのランキングで現在2位につけており、しかもチームランキングではわずか3点差。なにしろ、初戦から三戦続けて表彰台をゲットしており、しかも二人のアンドレアこと、アンドレア・ドヴィツィオーゾとアンドレア・イアンノーネが揃って好調なのです。
ロッシも非常に警戒・・
三戦を終えて優勝2回、3位一回と好調のロッシでさえ、ドゥカティには非常に警戒しているようです。
一流メディアFOX SPORTSによると、2015年のMotoGP開幕戦で5年ぶりの開幕優勝を果たしたYAMAHAのヴァレンティノ・ロッシが、現在のMotoGPのルールがドゥカティに有利に働きすぎて、不公平であると語ったとのことです。
ドゥカティはライダーのコンディションもマシンの戦闘力も、ヤマハ・ホンダに勝るとも劣らない仕上がりながら、上記の記事にあるように、長らく続いたヤマハ・ホンダの二強時代に他のメーカーが嫌気をさして撤退してしまっては身も蓋もありません。
そこで、ドゥカティやSUZUKIなどのチームには、シーズン中のエンジン追加開発や、よりグリップ力の高いソフトなタイヤの使用許可などの優遇措置が図られています。
実際、久しぶりのMotoGP復帰のSUZUKIも予選でのポールポジション獲得や連続10位以内入賞など十分に健闘しているし、ロッシが懸念するほどにドゥカティは素晴らしい速さを見せつけています。このままいくと、ドゥカティのチーム優勝もあり得るかもしれません。
一つ一つのレース結果もそうですが、シーズン全体の各チームの思惑にも注目したいところですね!