悪天候でスケジュールが遅れに遅れた今年のマン島TTですが、6月6日はスケジュール消化のために多くの決勝レースが行われることになりました・・・。

この日のオープニングレース・・・スーパースポーツTTレース2は、P.ヒックマン(トライアンフ)が勝利!

6月6日の12:55からスタートしたスーパースポーツTTレース2は、ピーター・ヒックマンがバトルを制して優勝! 今年のスーパーバイクTTで優勝し、昨年はスーパーストックとセニアTTを優勝したヒックマンですが、これでキャリア通算5勝目をはじめて1,000ccマシン以外でゲットしたことになります。

トライアンフに乗りスーパースポーツTTレース2を優勝したP.ヒックマン。スーパースポーツTTレース1では3位でしたが、見事今年2勝目となる勝利を記録しました。

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ヒックマンと2位ディーン・ハリソン(カワサキ)の差は3秒302! 3位ジェームズ・ヒリアー(カワサキ)も4秒554差という僅差で、かなりの接戦ぶりが際立った戦いでした。

マイケル・ダンロップ、今シーズンのTTで初勝利を記録!

サイドカーTTレース2は、レース1を制覇したベンとトムのバーチャル兄弟が連勝! これで彼らの通算TT勝利数は10勝目となりました。

ドライバーのベンと、パッセンジャーのトムのバーチャル兄弟は、サイドカーTTレース2でも息のあったコンビネーションでレース1に続き優勝をおさめました。

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そしてライトウェイトTTでは、マイケル・ダンロップ(パトン)が通算TT19勝目となる勝利を記録! この一勝はマイケルにとって、昨年7月アイルランド・ダブリン近郊で行われたスケリーズ100の練習走行中に兄のウィリアムが亡くなってから、初のTT勝利でもありました。

今年のTTでは、これまで表彰台登壇も果たせていなかったM.ダンロップですが、ライトウェイトTTでついに今年のTT初勝利を記録しました。

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ジェイミー・カワード(カワサキ)はわずか1秒299で2位に甘んじることになりましたが、これが彼の初のTT表彰台ということは少しの慰めになったことでしょう。なお3位は、リー・ジョンストン(カワサキ)という結果でした。

スーパーストックTTは、昨年度に続きP.ヒックマン(BMW)が連勝!

スーパーストックTTでは、昨年度もBMWで勝利したヒックマンが連勝! これでヒックマンは今年のTTで3勝目を記録し、今年のTTの「顔」となった観があります。

グースネックをBMW S1000RRで攻めるP.ヒックマン。1大会で4勝を記録したことがあるのは過去2人・・・最後のセニアTTで彼が史上3人目の男になれるか・・・要チェックです!

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電動バイクによるTTゼロは、M.ラッターがTT通算7勝目となる勝利を獲得!

日本の無限が強さを発揮している近年のTTゼロ。なお「ゼロ」はゼロエミッションを指しており、実質TTコースにおける最速電動バイクを競うクラスとして定着しています。

今年はベテランのマイケル・ラッターが、無限神電八を駆りラップレコードを記録して優勝! 平均時速121.91マイル≒196.195km/hを達成したラッターは、チームメイトのジョン・マクギネスを相手に8秒9の差を築いています。

バローブリッジでジャンプする無限・神電八とM.ラッター。

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なお3位はイアン・ロッカーが乗るチームMIRAIが獲得。この結果1-2-3を日本のマシンが制覇したことになりました。出走9台・完走7台という、エントリーの少なさが気になるTTゼロですが、無限を打倒することを目標とするゼロエミッション車のエントリーがもっと増えて、このカテゴリーを盛り上げてくれることを今後期待したいです!