オーストラリア人ライダーのアンソニー・ウエストは1981年生まれの、息の長いベテランロードレースライダーです。こちらの動画は、モトアメリカでの彼のビッグ・セーブ・・・クラッシュ回避の様子をおさめたものです。助かるとわかっていても、ハラハラしますよ。
末長くご活躍を期待してます
ウエストは1998年から2016年までの間、125、250、500cc、そしてMotoGPやMoto2と、様々なクラスで世界ロードレースGPを戦ったキャリアを持つ大ベテランです。2003年には250ccクラスでアプリリアに乗りGP初勝利。彼の2勝目はその11年後の2014年のMoto2(スピードアップ)・・・1勝目と2勝目にこんなに間があくのは、かなり珍しいことでしょう。
まぁ、浮き沈みの激しいGPの世界で、これだけ長く参戦できるということは素晴らしいことには違いないです。なお2017年はGPから離れ、自身のウエスト・レーシングからプライベーターとしてスーパースポーツ世界選手権、そして負傷したランディ・クルメナッハの代役として、SBK(世界スーパーバイク選手権)の2ラウンド4戦を走っています。
そのほかのレースにもウエストは精力的に参戦しており、この動画はモトアメリカ第8戦のスーパーストック1000に出場した際のものです。ビッグセーブ! というお題をつけさせていただいたとおり助かることはわかるのですが、見ていてかなりドキドキするくらいの危機回避のシーンです。
ライダーとしての全盛期は過ぎていますが、ウエストは雨のレースを得意としていたり、見ていてとても面白いライダーなんですよね。こちらは彼がGP初優勝した2003年ダッチTTの動画ですが、アプリリアのプライベーターとして勝ったこのレースも雨でした(ちなみにMoto2での勝利も、ウエット混じりのダッチTTでした!)。
今の時代は、ライダーの現役時代がかつてより長くなってますので、ウエストも末長く活躍を続けて欲しいですね!